みなさんは「ミクロマン」というフィギュアシリーズをご存知でしょうか? ミクロマンとは、オモチャメーカーのタカラ(現:タカラトミー)から1970年代に発売されたフィギュアシリーズ。フィギュアの身長は約10cmほどで、コンパクトゆえにさまざまな乗り物や基地といった関連トイが発売されました。

 

実はこのミクロマン、映画化された人気SFアクション「トランスフォーマー」の元祖なのです。前身である「変身サイボーグ」の次世代シリーズとして、1974年代に誕生したミクロマン。そのときに発売された「ミクロチェンジシリーズ」で、ガン、カセットテープ、ラジカセ、顕微鏡といったものが変形したロボットが、ダイアクロンやトランスフォーマーの誕生につながりました。

 

ミクロマンには当時からファンが多く、発売当時は1体450円ほどだったフィギュアがユーズドのトイ市場では1万〜2万円ほどの価格で取引されていました。ところが、ここ数年のインターネットの発展も影響し、北米やヨーロッパにいる外国人のミクロマンマニアたちがヴィンテージミクロマンの争奪戦に参入。市場価格が軒並み上昇したのです。いまでは、レアなミクロマンになると1体10万円なんて当たりまえ! 発売時の価格の200倍以上ですよ。プレ値がつくのはスニーカーにもあることですが、ミクロマンの世界はもっとすごいのです。

 

アメリカ製と日本製には大きな違い

ミクロマンにはアメリカ製も存在します。アメリカのトイメーカーであるメゴ社と日本のタカラの業務提携により製作され、1970年代に世界で大ヒットしました。ふたつのミクロマンを比べると、日本製のほうが眉毛や口まわりの造形がしっかりとしているのがわかります。

↑左がアメリカ製ミクロマン(マイクロノーツ)で、右が日本製。ミクロマンコレクターが欲しているのは、造形がしっかりした日本製なのです

 

そんな背景もあり、世界中のミクロマンコレクターは日本製ミクロマンを狙っており、国内から上質なミクロマンが続々と海外へと流出しています。トイに限らず質の高さに定評がある日本製品ですが、世界への流通規模が大きくなっていることもあり、値段がどんどん高騰しているのです。

 

世界最高峰の激レアミクロマンはこちら!

はたして、プレ値で発売されている激レアミクロマンはどんなものなのでしょうか? そこで筆者は吉祥寺にあるトイショップで知る人ぞ知るミクロマンの聖地「トイキャッツ」を直撃。店長さんにお願いして、トイキャッツがオススメする世界最高峰レベルのレアミクロマンを披露していただきました!

 

カタログに“ちら写り”した幻のミクロマン!

スパイマジシャン 特別カラー 参考価格/各10万円

1979年に発売されたスパイマジシャン。写真の左は、当時のカタログの集合写真にかろうじて写り込んでいたものの、カタログ内での詳細が一切記載されなかったモデル。一方の右は、カタログでの詳細は一切なく、同年に放送された「レスキューサーボマン」のTVCMにチラッと写り込んだだけの幻のモデルです。

 

↑こちらがカタログの集合写真。上から撮られた写真ですが、特別カラーのモデルがはっきりと写り込んでいるのが確認できます

 

約40年前の懸賞でプレゼントされたレアミクロマン

フードマン 参考価格/10万円

1978年の7月に発売された、雪印ハム「ミクロマンソーセージ」の抽選プレゼントの懸賞ミクロマン。オリジナルケース付きで、本体のコンディションも良好です。

 

完全版出版を記念して製作されたスパイマジシャン

メッキ スパイマジシャン(復刻版) 参考価格/5万円

森藤よしひろ先生のマンガ「ミクロマン-完全版」が出版された際におこなわれた抽選プレゼントの懸賞。完全版自体は2003年に出版されました。

 

プレステ用ゲームのキャラクターがミクロマンに!

トム 参考価格/1万2000円

1999年に発売されたプレイステーション用ゲームソフト「小さな巨人ミクロマン」に登場するキャラクター「トム」。当時のキャンペーンで1188体(396“ミクロ”×3か月)プレゼントされました。

 

コンディション維持がむずかしい箱型に良品が!

ゴッドファイター 参考価格/5万円

胸元にミクロマンを収納できるトイ「ロボットマン」の3台目にあたるゴッドファイター。付属品の紛失もなく、箱のコンディションがここまで良い物にはなかなかお目にかかれませんよ。

 

復刻版の登場で市場にさらなる動きあり!?

驚異的に価格が上昇したヴィンテージミクロマン。そのモデルの特徴は時代を経て数が減ってきているだけじゃなく、当時から抽選プレゼントの当選者のみ入手ができるという、希少性が加わった物でした

 

最近では、アメリカ大手のオモチャメーカー「ハズブロ社」からミクロマンの復刻版が発売されたとのこと。過去の物としてだけじゃなく、これからも続くミクロマンワールドにおいては注目しないわけにはいきません。これからも筆者はミクロマンを追いかけていきますので、続報をお楽しみに!

 

トイキャッツ

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目26-4 堀内ビルB1

交通:JR中央線ほか 吉祥寺駅徒歩5分

営業時間:12:00〜20:00

※掲載した商品が品切れの場合はご了承ください。また、価格は変動する場合があります。

 

【URL】

トイキャッツ http://toycats.net/index.html