ジェイミー・フォックス、マーヴィン・ゲイの伝記ドラマを制作、遺族が公認

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ジェイミー・フォックスがマーヴィン・ゲイの人生を描くドラマの制作総指揮を務めることになった。「音楽において彼の右に出る者はいません。マーヴィン・ゲイのストーリーは、いつも私を魅了してきました」とフォックス。ドラマではマーヴィンの人生の後半が描かれる予定だ。

偉大なるソウル・アイコン、マーヴィン・ゲイの成功と悲劇を辿ったドラマ・シリーズを、ジェイミー・フォックスがプロデュースする。フォックスは、このシリーズの配給を担当するパッシー・ジョーンズ・エンターテイメント社のスザンヌ・ド・パッシーとマディソン・ジョーンズと共に制作総指揮を務めるとザ・ハリウッド・レポーターは報じている。

フォックスは「ずっとマーヴィンの大ファンでした。音楽において彼の右に出る者はいません。マーヴィン・ゲイのストーリーは、いつも私を魅了してきました」と声明を通してコメントしている。

伝説のレーベル、モータウンをデトロイトに創設し、1961年にゲイと契約したベリー・ゴーディJr.は、ザ・ハリウッド・レポーターに対し次のようにコメントし祝福している。「マーヴィン・ゲイは、アーティスト中のアーティストというべき存在でした。ジェイミーをはじめとするこのチームは、彼のストーリーを真実性と説得力を持って観る者に伝えるのに適任だと確信しています」。

モータウンで、マーヴィンはまずメアリー・ウェルズやタミー・テレルなどとデュエット・パートナーを組み、ロマンティックな音楽を体現する存在として成功を収める。しかしその後は1971年のマスターピース「ホワッツ・ゴーイング・オン」で社会問題に言及したり、1973年の「レッツ・ゲット・イット・オン」では性愛路線をとるなどの面も見せた。70年代後半は商業的な成功に恵まれなかったが、1982年にヒット・シングル『セクシャル・ヒーリング』を含むアルバム『ミッドナイト・ラヴ』で復活。しかし1984年、彼の人生は悲劇的な結末を迎える。ロサンゼルスで父親に銃で撃たれ致命傷を負い、44歳でこの世を去ったのである。

これまでに多くの俳優やミュージシャン、そして映画監督がマーヴィン・ゲイの伝記映画を制作しようとしてきたが、ゲイの遺族の公認を得て制作するのはフォックスが初めてである。「このプロジェクトは力強く、最も信頼できる形でマーヴィン・ゲイの人生を描くものとなるでしょう」とゲイの息子であり、今回のプロジェクトの製作総指揮の一員であるマーヴィン・ゲイ3世は語っている。

ド・パッシーは1983年の『Motown 25: Yesterday, Today, Forever』や1998年の『Motown 40: The Music Is Forever.』など、いくつかのモータウン関連のTVスペシャルや映画の製作総指揮を務めている。彼女とジョーンズは、ゲイの音楽の権利を保有しているソニーATVと、どの曲を映画で使用できるかを交渉中だ。

ジョーンズは、このシリーズについて「30年に渡る愛と努力の結晶」だと語っている。

ジュリアン・テンプルが長期に渡って製作していた映画『セクシャル・ヒーリング』では、当初レニー・クラヴィッツがゲイを演じることになっていたが、2013年にクラヴィッツが降板、ジェームズ・ギャンドルフィーニが製作していた以前のバージョンでゲイ役だったジェシー・L・マーティンが後任となった。

2008年には、ストレイト・アウタ・コンプトンの監督であるF・ゲイリー・グレイがゲイの人生を描く作品を計画していると報じられていた。そのグレイは「彼のアルバムで歌われていたことは、今まさに起こっていることに近い」と2015年にTMZに語っている。「彼は時代の先を行っていた。彼のストーリーにはなんだかシェイクスピア的なところがあるんだ」。