独立行政法人 自動車事故対策機構による自動車アセスメント評価・予防安全性能が新基準になりました。自動ブレーキとも呼ばれるプリクラッシュブレーキの性能評価は、これまで対車両(停止と走行状態)としていましたが、平成28年度からは、歩行者(遮蔽物ありなし)の検知・停止性能も評価されることになりました。

記念すべき、新基準での評価対象となったのは、以下の11台(五十音順)。

スズキ:イグニス
スバル:インプレッサ,フォレスター,レヴォーグ/WRX、レガシィ
トヨタ:クラウン アスリート/クラウン ロイヤル/クラウン マジェスタ,プリウス
レクサス:GS/GS F,RX
ホンダ:フリード/フリード+
マツダ:アクセラ

プリクラッシュセーフティシステムに、ステレオカメラを使っているのがスズキとスバル、そのほかのメーカーは、ミリ波レーダーとカメラを組み合わせたシステムを使っています。

さて、この11台でもっとも評価が高かったのは、どのクルマでしょうか。

対車両と対歩行者の被害軽減ブレーキ性能、はみ出し警告、後方視界情報を、それぞれテストする71点満点の新基準評価法。11台の点数は次のようになっています(高得点順)。

マツダ・アクセラ 70.5点
スバル・フォレスター 69.5点
スバル・インプレッサ 68.9点
スバル・レヴォーグ 68.5点
トヨタ・プリウス 68.1点
スバル・レガシィ 68.0点
レクサス・RX 68.0点
レクサス・GS 67.9点
トヨタ・クラウン 67.3点
スズキ・イグニス 66.3点
ホンダ・フリード 58.4点

トップとなったアクセラにおいては、新たに始まった対歩行者の試験(満点25.0点)で、24.5点という好成績を残しているのが特徴。

プリクラッシュブレーキの普及に貢献したと思われるスバル車は全般に高得点を獲得しています。

一方、対車両の試験(満点32.0点)においては、フリードが31.9点となっている以外は満点で、プリクラッシュセーフティシステムへのニーズが高まるのに合わせて、機能がどんどん洗練されているのが感じられる結果となっています。

交通事故による死者の数は、自動車の安全技術のおかげで減少傾向にあります。しかし、歩行者の死者の数は減っておらず、その数は全体の半数を占めているといいます。今回が初めてのこの試験を踏まえ、検証する側も自動車メーカーもさらに進化していくことを期待したいものです。

 

 

歩行者対応も評価対象の新自動車アセスメント安全性能トップはマツダ・アクセラに(http://clicccar.com/2016/12/02/422605/)