東博・九博所蔵の国宝などが台湾へ  故宮南院で特別展  10日から

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(嘉義 2日 中央社)東京国立博物館(東京都台東区、東博)と九州国立博物館(福岡県太宰府市、九博)が所蔵する芸術品151件が一堂に会する特別展「日本美術の粋−東京・九州国立博物館精品展」が、南部・嘉義県の国立故宮博物院南部院区(南院)で10日から開催される。開幕を前にした2日、南院で記者会見が行われ、安土桃山時代の絵師、狩野永徳の「檜図屏風」など国宝2件が一足先に報道陣に披露された。

南院で展示される作品151件のうち、国宝・重要文化財は計68件。古代から近代までの日本芸術が「祭祀と生活」「貴族の世界」「武家の文化」など6つのテーマに分けて紹介され、来場者は名作を通じて日本の美術史をたどることができる。

国宝としては、尾形光琳の「八橋蒔絵螺鈿硯箱」、平安時代に描かれた「孔雀明王像」、狩野秀頼の「観楓図屏風」などもお目見えする。

同展は2014年に東博、九博で開催された「台北 国立故宮博物院−神品至宝−」のお返しとして開かれる。林正儀故宮院長は、今回の特別展は日本にとっていまだかつてない最高品質の海外展で、台湾としても史上最大規模、最高レベルの日本美術展だと述べ、日台の文化交流において新たなマイルストーンになると期待を示した。

会期は今月10日から来年3月5日まで。

(黄国芳/編集:名切千絵)