陳彦博さん提供

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(台北 2日 中央社)サハラ砂漠、ゴビ砂漠、アタカマ砂漠、南極を走るウルトラマラソンイベント「4デザーツ」(4 Deserts)。先月末に行われた南極大会で台湾の陳彦博(トミー・チェン)選手が男子部門で2位に入り、年間王者に輝いた。

「台湾タイガー」の異名を持つ陳は、大会前の時点で単独トップに立っていたが、2位との点差はわずか4ポイントと、気を緩めれば首位を奪われかねない状況だった。そのため陳は大会後、「今回のプレッシャーは特に大きかった」とフェイスブック上で明かしている。心配のあまり、装備をいつもより3回多く確認するほどだった。

南極大陸で250キロを走破する同大会。陳は厳しい環境や足の腫れのため競技の中止まで願いながら進み続け、5日目にゴールに到着した際には、「本当にやり切った!」と空に向かって叫び全身で喜びを表現した。一方、表彰式で優勝トロフィーを渡されても、ほとんど現実感がなかったという。

南極大会完走により、1年で4つの大会、計1000キロを走りきった初のアジア人選手となった陳。今回の偉業達成について、「これは一つの段階の終わりであり、新たな段階の始まりである」と語っている。

(李晋緯/編集:杉野浩司)