6.8インチ でかスマホZenFone 3 Ultraも品薄? 高価格のSIMフリースマホは出荷量を抑える傾向

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ASUS JAPANが兼ねてから投入を明らかにしていた6.8インチの大画面スマートフォン(スマホ)「ZenFone 3 Ultra(型番:ZU680KL)」を12月9日に発売する。
SIMフリーで公式Webストアなどでの価格が59,800円と高め。

また日本向けは「au VoLTE」にも対応し、au回線の仮想移動体通信事業者(MVNO)である「UQ mobile」も販売。
UQ mobileではSIMカード(携帯電話契約)とセットで一括49,800円または頭金13,800円+分割1,500円/月×24回(総額では同じ49,800円)だ。

ZenFone 3 Ultraの特長はなんといってもタブレット級の6.8インチフルHD(1080×1920ドット)液晶という大画面を搭載した"でかスマホ"な点。ざっとした製品情報は以下の通りだ。

●ZenFone 3 Ultraの主な仕様
画面   :6.8インチフルHD IPS+液晶
大きさ  :186.4×93.9×6.8ミリ
重さ   :233グラム
本体色  :シルバー、ピンクゴールド、グレー
メモリー :4GB
ストレージ:32GB、microSDXCカード
バッテリー:4600mAh(取外不可)
通信   :Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2
位置情報 :GPS、A-GPS、GLONASS、Beidou
センサー :指紋、加速度、ジャイロ、近接、磁気、光、RGB、電子コンパス
端子   :イヤホン端子、USB Type-C端子

こうした「でかスマホ」は、一気に情報量を得たい人や老眼などで小さな字が読みづらくなった人などを中心に根強い人気がある。

日本でも2014年に発売された6.4インチスマホ「Xperia Z Ultra」はいまでも高く支持されている。
特に海外では日本以上に需要が高く、多くの製品が発売されている状況だ。

一方、日本でも昨年に華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)がZenFone 3 Ultraと同じ6.8インチのスマホ「HUAWEI P8max」を発売するなど、たまに「でかスマホ」が現れている。
ただし、日本では、高い性能、かつ価格も割安感がないということから販売数が伸びず、大ヒット商品と呼べるものは生まれてはいない。

SIMフリースマホでは、特にその傾向が強く、高価格帯製品の販売数は決して多くない。

ASUS JAPANでも「ZenFone 3 Deluxe」の上位モデル(型番:ZE570KL)は価格が89,800円と高かったため、初期出荷量を少なく見積もっていた。
その結果、想定以上の予約が集まり、一時予約を一時停止しという状況も起きている。

今回のZenFone 3 Ultraも初期出荷量を抑えていることが一部販売店で案内されており、発売日に届けられない場合があるとしている。


ビックカメラのオンラインショップでの案内


ZenFone 3 Ultraも、先のZenFone 3 Deluxeのように想定以上の販売が見込める場合もあり、日本のSIMフリースマホも徐々に中〜高価格帯製品の販売数も伸びてきているように思われる。

とはいえ、まだまだ各メーカーは低価格なコストパフォーマンスの高い主力製品以外は、様子を見ながらといった展開が多いようだ。特に発売日に手に入れたい人は早めに行動したいところだ。

※価格はすべて税別。


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