著作者 Vector Open Stock

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さまざまな用語が飛び交い、次々に新しい言葉が生まれてくるネットの世界。
ここ数年、注目されているキーワードに「オウンドメディア」がある。

一言で言うと、企業が持つウェブメディアのこと。
主にブログ形式で情報が発信されている。

ブログ形式の情報発信サイトには、最近急増しているキュレーションメディアもあるが、違いはどこにあるのだろうか?

●オウンドメディアはキュレーションメディアの対極?
「オウンドメディア」とは、企業が所有(オウン)するメディアのことで、広くはウェブページだけでなく、SNSやメルマガなども含まれる。中でも最近注目されているのが、ブログ形式の記事として情報を発信する方法だ。

従来、企業のサイトには、企業情報や製品のカタログ情報などが掲載されていた。こうしたサイトの多くは、企業や製品そのものに興味がない限り、アクセスしてもらうことは難しい。

それに対し、オウンドメディアでは、読んで楽しい記事や役立つ記事など、 “読み物の記事”として情報が発信されている。
企業のことやサービス、商品を知らなくても、記事を読んだり、情報を得たりしたい人を集めることが可能なのだ。

オウンドメディアの記事は、企業内のスタッフや専門知識のある担当者が記事を書くことも多く、信頼性も高い。記事の内容が、企業や製品に関連したものであれば、そのまま企業のアピールページや製品の販売ページにも誘導しやすい。

時間をかけて、オウンドメディアに有用な記事が蓄積されていけば、検索エンジンで上位に表示されることも多くなる。そうなれば、扱う製品によっては、費用をかけて不特定多数に向けての広告を出すよりも、企業が提供するサービスや商品を必要とする人を集客できるようになってくる。

一方で、近年、ブログ形式の情報発信サイトとして、もう1つ注目されているのがキュレーションメディアだ。
こちらは、テーマに沿った情報のまとめサイトと言えるが、読者にとって有用/無用を問わず、とにかく記事の数が多いことが特徴だ。毎日大量の記事を投入する一方で、SEO対策も行い、検索結果上位に表示されるようにしている。
アクセス数を増やすことで広告収入を上げることが、キュレーションメディアのビジネスモデルと言える。
しかし、一部キュレーションサイトでは、信頼性がない記事が含まれることもあり、炎上などトラブルとなるケースもある。

こうしたことから、オウンドメディアとキュレーションメディアは、目的を比べると対極の位置にあると言える。

キーワードとして一般にはまだ馴染みが薄いオウンドメディアだが、企業がブランドイメージをアップしたり、製品をアピールしたりするために、効果的なマーケティング手法として、採用する企業が増えつつある。

さらに、ブログで情報発信するだけでなく、SNSやメルマガと連携して顧客とコミュニケーションをとるなど、さまざまな手法が組み合わされている。

※画像 著作者 Vector Open Stock