マイケル・シャノン演じる
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 第80回アカデミー賞で短編ドキュメンタリー映画賞を受賞した実話を、ジュリアン・ムーアとエレン・ペイジの共演で劇映画化した「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」(公開中)の本編映像が、公開された。主人公とパートナーを支えたゲイの活動家に焦点を当てている。

 がんで余命半年と宣告されたベテラン刑事ローレル(ムーア)は、パートナーのステイシー(ペイジ)に思い出の詰まった家を残そうとするが、同性のパートナー同士の相続を認めない体制の壁にはばまれてしまう。絶望感に包まれるなか、ローレルの同僚刑事デーン(マイケル・シャノン)、同性愛支援団体の活動家スティーブン(スティーブ・カレル)が手を差し伸べ、平等な権利を求めて動き出す。

 同性婚の法制化を望むスティーブンは、ローレルを助けることで世間の注目を集めようとするが、ローレルは「私の望みは結婚じゃない。平等な権利」と一蹴。スティーブンはローレルの意を汲みつつも「君らが“パートナー認定”なんかじゃなく法的に結婚していたら、ステイシーは年金をもらえた」と説得を試みる。「ラブ・アゲイン」や「フォックスキャッチャー」、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」など作品ごとに演技をがらりと変えるカレルが、得意のエキセントリックな演技でストーリーに明るさをもたらしている。熱くなりすぎて「君と結婚したら僕でも(年金を)もらえる」と口走ったスティーブンが、ローレルに「プロポーズ?」と突っ込まれるさまは、シリアスな展開の多い作中において一息つけるシーンともいえる。

 実際にローレルとステイシーに協力したスティーブン・ゴールドスタイン本人も、「気味が悪いくらいに正確だったよ。ある種のウインクやユーモアセンスなんかはまるで本物だった」とカレルの演技力を称えている。