左から石原まき子氏、山内静夫氏、
高井英幸氏、おすぎ氏(前列)

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 第61回「映画の日」中央大会が12月1日、都内のホテルで開催され、映画関係者が一堂に会した。12月1日の「映画の日」は、日本における映画産業発祥(日本初の有料公開)を記念する日として1956年に制定された。

 式典では、映画業界で40年以上勤続した功労章受章者30人の表彰が行われ、日本映画界に多大な貢献をした者に贈られる特別功労章を東宝相談役の高井英幸氏、元松竹プロデューサーの山内静夫氏、映画評論家のおすぎ氏が受章。そして、石原プロモーション会長の石原まき子氏に感謝状が贈られた。

 また、新人脚本家を発掘し創作活動を奨励する第42回「城戸賞」は、応募脚本365編の中から「サムライボウル」の吉野耕平氏が準入賞を果たした。「大江戸ぴーちくぱーちく」の島田悠子氏と「大仏と小鹿」の岡田鉄兵氏が佳作に選ばれた。

 今年の映画界に最も寄与した作品に授与される第34回ゴールデングロス賞授賞式では、興行収入194億円突破の大ヒットとなっている「君の名は。」が日本映画部門で最優秀金賞を戴冠。優秀銀賞は80億円突破の「シン・ゴジラ」、63億円の「名探偵コナン 純黒の悪夢」、55億円の「映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」、52億円の「ONE PIECE FILM GOLD」が受賞した。

 外国映画部門では、最優秀金賞を興収116億円の「スター・ウォーズ フォースの覚醒」、優秀銀賞を76億円の「ズートピア」、68億円の「ファインディング・ドリー」、40億円突破の「ペット」、35億円の「オデッセイ」が受賞。邦画・洋画ともに引き続きアニメ作品が興行を牽引している受賞結果となった。

 ゴールデングロス特別賞として、12月末をもってソニー・ピクチャーズエンタテインメント映画部門日本代表を退任する佐野哲章氏が全興連特別功労賞、興収25億円の「ガールズ&パンツァー 劇場版」が全興連特別賞、「君の名は。」が全興連ビックリ賞を受賞した。

 「映画の日」執行委員会の大谷信義委員長は、「映画館数は、全体として昨年に比べ30スクリーンほど増え、本年末には3470スクリーン前後になり、これは昨年に引き続きシネコン登場以来最高のスクリーン数となる。邦画・洋画(の興収)を合わせると、本年10月までの統計では昨年対比で約108%となっている。現在のところ年間興収が史上2位だった昨年を上回っており、今後12月の成績次第では、昨年どころか年間興収の新記録も望めそうだ」などと語った。