大相撲九州場所で新入幕ながら10連勝を飾り、一躍話題となったのが、石浦だ。身長173cmと小柄な石浦だが、持ち前のパワーとスピードで体格に勝る力士達を翻弄してきた。

すると、テレビ朝日「報道ステーション」では、「新入幕で快進撃!石浦 小さな体でも強い理由」と題し、現在は出身地の鳥取に帰省している石浦に行ったインタビューの模様を伝えた。

その活躍から、11月場所の千秋楽では「石浦コール」が沸き起こるほど。「まさか自分にコールがかかるとはと思ったんですけど」と切り出した石浦は、「相手が栃ノ心関だったんですけど、栃ノ心関の顔がどんどん怖くなってきて、怖えー、怒ってるみたいな。嬉しいんですけど、ちょっとやめてほしいという気持ちもありました」と苦笑いを浮かべた。

そんな石浦は自分の理想とする取組みの形を訊かれると、「左の下手を取る」とキッパリ。相手の懐に潜り込み、左手でまわしを取って一気に得意の形を作っていくというものだが、「左のほうが握力とかも(強い)。右と20kgくらい違う」と明かすと、「まわしも左ばっかり取るので稽古の中でも自然と左だけ使ってるんで差が出るんじゃないか」と分析した。

また、大学時代には病により体重が激減するなど一時は力士を諦めたという石浦。それでも大相撲への想いは強く「自分は相撲で完全燃焼できていなかった。死ぬ時に後悔するんじゃないか」と思い、22歳で滑り込むように角界へと飛び込んだ。

体が小さい点については、ダルビッシュ有の増量法を手本に「お相撲さんって2食なんです。昼と夜。自分は5食食べるようにしてた」といい、この4年で20kgの増量に成功。これからの活躍により一層の期待がかかるが、インタビューの最後に理想の力士像を訊かれると「優勝するお相撲さんじゃなくて、優勝するお相撲さんを倒すお相撲さんが好き。7勝8敗とか8勝7敗とかだけど、横綱とやった時にもしかしたら勝つかもしれないねみたいな。そういう期待を抱けるようなお相撲さんになりたい」と意気込んだ。