今年の冬は、シベリア高気圧の影響で西日本と沖縄・奄美を中心に寒気が流れ込みやすく、冬らしい冬になると予想されています。気温が下がり、空気が乾燥すると、体調を崩される方はとても増えますよね。これに対してなにか良い予防法はないのでしょうか?今回は、日本気象協会の事業を統括しているベテラン気象予報士と、水分補給の研究をされている大塚製薬のポカリスエットの担当者 が冬における水分補給の大切さについて対談を行いました。

◆今回お話を伺った方
大塚製薬株式会社
ニュートラシューティカルズ事業部 製品部
ポカリスエットプロダクトマーケティングマネージャー 浅見 慎一 様


冬も水分補給が大切?

JWA古市:私たちは、迅速で正確な気象情報や防災情報を提供することを使命として日々業務にあたっています。24時間365日稼働しており、確実な業務を効率的に遂行するためには、常に体調が万全でないといけません。冬季は特に、気温が低く空気が乾燥するので、日々、体調に気を遣っています。
浅見氏:そうですね。とにかく体調を崩したくない!という方には、積極的に「水分補給」をすることをおすすめします。
JWA古市:ん?冬なのに「水分補給」ですか?
浅見氏:はい。人間の喉には線毛(せんもう)というものがあって、これが潤っていると活動が活発になり、体内に侵入してこようとするウイルスや細菌を体外へ排出してくれます。逆に言うと、喉がカラカラに乾燥していると線毛の活動が衰え、ウイルスや細菌が体内に入ってきやすくなります。なので、乾燥する冬は、意識的に「水分補給」することが大切なのです。
JWA古市:なるほど。夏はたくさんの汗をかくので、熱中症予防などに水分補給を意識的に行っていましたが、冬になると意識が下がっていたことに改めて気付きました。冬も、水分補給することによる“メリット”があるのですね。


『からだ乾燥指数』を新たに開発

―「冬でも水分補給を意識的に行って欲しい。」そんな想いから、今回、大塚製薬さんの研究結果をもとに、日本気象協会は「からだ乾燥指数」を新たに開発しました。

<からだ乾燥指数WEBサイトイメージ>

<からだ乾燥指数WEBサイトイメージ>

JWA古市:今回、大塚製薬さんの研究結果をもとに「からだ乾燥指数」を開発させていただきましたが、この開発にはどういった想いがありますか?
浅見氏:実際、国内では毎年約1,000万人、つまり約10人に1人がインフルエンザに感染していると厚生労働省から発表されています。今回共同開発させていただいた指数には、冬に流行する風邪やインフルエンザの患者を少しでも減らしたいという想いがあります。皆様には、“日常生活のアラーム”として、日々の健康維持にご活用いただきたいですね。
JWA古市:そのときだけの意識ではなく、日常的に「水分補給」への意識を持ち続ける、ということが大切なんですね。
浅見氏:人が「喉が渇いた」と感じるときは、すでに体重の2%程度の脱水が起こっています。例えると、体重60kgの人であれば、1.2Lの脱水が起きているということになります。喉の渇きを感じる前に、水分補給をして頂きたいというのが私たちの考えです。