約25年ぶりに来日したスタン・リー

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 アイアンマンやスパイダーマンの生みの親であり、マーベルの名誉会長を務めるスタン・リーが来日し12月1日、新作「ドクター・ストレンジ」をはじめ、マーベルへの思いや自身の思い出を語った。

 「ドクター・ストレンジ」は、自動車事故で両手の機能を失った天才外科医のスティーブン・ストレンジが、魔術の世界に足を踏み入れ、世界の存亡をめぐる戦いに巻き込まれていくアクション大作。タイトルロールを演じたベネディクト・カンバーバッチについて、リーは「自分が思い描いていた通りだったよ。彼自身、知性豊かで、天才外科医らしい容姿も含めて完璧だったから満足しているよ」と太鼓判を押した。

 来日は約25年ぶりだというリーは、今月末で94歳。今朝到着したばかりにもかかわらず、ユーモアあふれる回答を連発。記者たちに「日本人が言う『あのー』は、どこからきたんだ?」と逆質問する場面も。マーベル・コミックスが幅広い世代の支持を集めていることに、「今でも愛されていることは、光栄だし誇りに思う」と相好を崩した。

 現在マーベル・シネマティック・ユニバースで活躍するヒーローたちの多くは、1960年代前半にリーが名アーティストたちとともに生み出したものだが、次々とキャラクターを生み出すのは「次々とアイデアを思いついたから、それほど大変ではなかった」と述懐。現在も「誰も見たことがないスーパーパワーを持ったヒーロー」を考案中だと明かす。当時の自分にアドバイスをするなら、「マーベルが安値で買えるうちに買っておけ。わたしは常に率直な答えしか言わないよ」と報道陣や関係者の笑いを誘った。

 元気の秘訣は「何事も心から楽しむこと」と即答し、「正直言ってこういう(取材の)状況は拷問だけど(笑)、それだって楽しみのひとつさ」とニヤリ。また、「どんな形態でも活字を読むことは刺激になる」と読書を激励し、コミックや漫画は子どもの想像力育成の妨げになるという考えを否定した。さらには、スティーブン・スピルバーグから「僕たちがやっていることは同じだ。僕の場合は画が動くだけでね」と言われたと、トップクリエイター同士の交流のも明かした。

 「ドクター・ストレンジ」は2017年1月27日公開。