毛のない高価な猫「スフィンクス」だと思ったら、ただ毛を剃られていただけと判明

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かつて「カナディアン・ヘアレス」と呼ばれ、その名のとおり体毛のない「スフィンクス」という猫をご存じだろうか?

毛のない猫

これがそのスフィンクスである▼

本来あるはずの毛が見事にない。ツルツル、だからこそ皮膚のしわが目立ってもいる。

普通の猫と比べると一目瞭然▼

好みが分かれるところではあろうが、このスフィンクスは高価な猫の代名詞的な存在である。

スフィンクスの子猫を購入

先日、カナダ・アルバータ州に住むジョアン・ダイクさんという女性は、ネットで見つけたスフィンクスの子猫を、700ドル(約8万円)で購入した。

ジョアンさんは後に、現地メディアCBCの取材に対しこう述べている。

「ブラド」と名付けられたオスの子猫は、購入当時生後8週間ほどで、「とってもとっても細くて、全く毛が生えていなかったの。顔も痩せこけていたわ」と、当初その血統を疑うことはなかったという。

虐待の事実が判明

しかし1週間もすると、ブラドの体はオレンジ色の毛で覆われはじめ、飼い主もびっくり。ブラドに毛がなかったのは、血統ではなく、虐待によるものだったのだ。

獣医によると、ブラドはひげを抜かれ、かみそりまたは脱毛クリームで毛を剃られたとみられ、肌が傷だらけな上、一部感染している場所もあったという。

通常スフィンクスは抱かれたり、触られたり、温められるのを好むのだが、ブラドはいずれの行為も受け付けなかった。また、他の猫とも決して交わろうとしなかったという。

「母親を恋しがって鳴いているのだと思っていたけれど、きっと痛かったのでしょう」と、ジョアンさんは振り返る。

怒りの声が続出

後日、同様に毛を剃られた子猫をネットで購入した女性が他にもいることが発覚した。

くだんの虐待のニュースは、複数の海外メディアでも取り上げられ、「悲しすぎる」「なぜそんな惨いことができるのか」「犯人を捕まえて」といった声があがり、多くの人々が胸を痛めている。

ジョアンさんは、この様な動物虐待の防止に向け奔走。また、ブラドは現在ジョアンさんの友人に引き取られ、心と体の傷を癒している。