籍を入れないのもアリ!?知っておきたい事実婚のメリット

写真拡大

アラサーともなれば、否が応でも意識してしまう“結婚”の二文字。

でも、仕事のキャリアや彼の家族との相性、離婚の可能性などを考慮するとなかなか踏ん切りが付かないですよね。

今回はそんなあなたのために「事実婚」という選択肢のメリット、デメリットをご説明したいと思います。

結婚制度は見直しの時期が来ている?

未婚・晩婚化が叫ばれて久しい昨今ですが、様々なメディアで指摘されているように、その原因の最たるものは高学歴化と女性の社会進出です。
男女平等が進んだことは歓迎すべきことですが、その結果として社会構造にさまざまな綻びが生じ、結婚したくてもできない女性や、パラサイトシングルが増加してしまいました。

また、快楽主義的な価値観が蔓延し、結婚のデメリットばかりが目立つようになったことも見逃せません。
結婚すれば配偶者に対する義務が生じるし、子どもが生まれれば負担はさらに増加します。
自由恋愛が認められて婚前性交も当たり前になったため、性的欲求を満たすのも簡単ですし、生活水準が豊かになったことで独身でも不自由なく生活できてしまいます。

厚生労働省が発表した「少子化に関する意識調査研究:結婚の状況と結婚意識」によると、男女が結婚しない理由の一位は「適当な相手に巡り合わないから」となっています。
しかし、これは裏を返せば、独身の気楽さを捨ててまで結婚したい相手がいない、と読み取ることもできます。

このように、未婚・晩婚化が増加した背景には、ちょっとやそっと政策を変えただけでは解消できない、複雑な事情が絡んでいます。
現在の社会は、結婚制度のあり方そのものが問われているのです。

事実婚という選択肢に目を向ける

さて、そうなると気になってくるのが、婚姻届を出さずに夫婦関係を営む「事実婚」という選択肢。
キャリア女性や子どもを生まない夫婦などが、事実婚を選ぶ傾向が強いとされていますが、それはいったい何故でしょうか。

事実婚の主なメリット・デメリットを見てみましょう。

●事実婚のメリット
・夫婦別姓にできるので、キャリアのある男女にとって都合がいい。
・相手の親族と適度な距離を保てる。
・夫婦間において、対等な関係を築きやすい。
・夫婦生活を解消してもバツイチにならない。
・財産分与や不貞行為への慰謝料請求は、法律婚と同じように認められている。

●事実婚のデメリット
・夫婦生活を解消するのが容易なため、離婚につながりやすい。
・親族の理解を得るのが難しい。
・税金の配偶者控除を受けられない。
・生命保険や財産の相続などを利用する際、制限がかかる場合が多い。
・子どもが非嫡出子になる。

このようにメリット・デメリットを並べてみると、事実婚には今日の社会にマッチした部分が多いことに気付かされます。
まだまだ賛否両論の事実婚ですが、結婚制度の見直しが求められる今、改めて注目したい婚姻形態であることは間違いないでしょう。

婚姻制度は社会とともに変化する

おなじ日本でも、平安時代の貴族と現代では結婚の形態に驚くほど違いがあります。
平安時代は事実婚主義であり、一夫多妻制、夫婦別姓、夫婦別財産制が優勢でした。
つまり、婚姻制度は社会あり方によって変わるのが当然なのです。
現在、交際している彼氏と籍を入れるかどうか悩んでいる方は、事実婚という選択肢があることも視野に入れておくと良いでしょう。
もしかしたら、10年後、20年後には事実婚がスタンダードになる可能性もありそうですよ。

Written by マツタヒロノリ