Facebook、AI写真・動画フィルターPrismaのFacebookライブ配信機能を締め出し。同様の機能を開発中

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Facebookが動画配信機能FacebookライブからAI搭載の写真・動画フィルターアプリPrismaを追い出しました。Prismaは11月上旬にiOS版アプリでFacebookライブに対応、Android版でも対応すべく開発中だとしていましたが、今はもうどちらも使えません。

Prismaといえば、手元にある写真をAIを使って様々な、印象的なタッチに加工できるアプリ。最近のバージョンでは動画へのリアルタイム加工機能を備え、さらにFacebookのライブ動画機能でも、映像にリアルタイムで加工を加えて配信を可能としていました。

しかし、いったんはPrismaにライブ中継用APIへのアクセスを認めたFacebookでしたが、どうやらその気は変わったようです。FacebookがTechCrunchに語ったところでは、PrismaのAPIの使い方がFacebook側の意図に反して「外部ソースから映像を送信」するものだったのが原因とのこと。

Prismaも認めていたとおり、Facebookはライブ機能にPrismaによく似たライブアートフィルターを開発中。これが完成に近づいたことで、自社の機能とバッティングするPrismaが締め出されたと考えて良さそうです。

Facebookは最近、VineやSnapchatといった人気サービスからのリンク貼り付けを禁止しました。いずれもFacebookがそういったサービスと同様の機能の提供を計画しているためとされます。

PrismaのCEOは「Facebookにライブ配信できるアプリやデバイスの決定権はFacebookにある。それが彼らのポリシーであり、われわれはそれを尊重する」としています。

Facebookの判断はインターネットの精神に反すると思う人もいるかもしれません。しかしFacebookはインターネットそのものではなく、いち民間企業です。利益などを最大化するために自社で開発している機能に競合するメーカーや代理店のをを締め出すのもFacebookの自由です。開発者は今後、Facebookにかぎらずどんなウェブサービスでも、競合する機能を提供すれば締め出される可能性があるということを覚えておくべきかもしれません。