初の殺人者役に挑む吉高由里子 (C)沼田まほかる/双葉社
(C)2017「ユリゴコロ」製作委員会

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 沼田まほかる氏原作の人気ミステリー小説「ユリゴコロ」の映画化が決定し、女優の吉高由里子が、主演を務めることがわかった。吉高にとって、2012年公開の「僕等がいた 前篇・後篇」でダブル主演を務めて以来、5年ぶりの映画主演作で、初の殺人者を演じる。

 原作は、2011年の単行本刊行以来、販売部数累計25万部を超え、12年には大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネート、「このミステリーがすごい!」国内部門第5位など数々の国内ミステリーランキングにランクイン。アメリカ・中国・韓国・台湾でも翻訳出版されたヒット作だ。今作が沼田氏の著書の初の映画化で、監督は「君に届け」「近キョリ恋愛」などを手がけた熊澤尚人。

 吉高が演じる主人公の美紗子は、殺人という行為を心のよりどころとして生きていたが、愛を知り苦悩するという難役だ。今年9月初旬から約1カ月間にわたる撮影を終えた吉高は、「初めて殺人者を演じます。私が演じた美紗子は、なかなか共感しづらい部分もある難しい役でしたが、久しぶりの映像作品で貴重な経験をさせて頂きました。まだ完成した映画を見ていないので、どんな作品になっているか楽しみです」とコメント。熊澤監督は「今回の主人公は、本当に大変難しい役どころではありますが、吉高さんの繊細かつ大胆な演技力のおかげで、今までにない、美しくも悲しい殺人者を表現できたと確信しております」と演出に自信を見せている。

 ある家族、余命わずかな父の書斎で見つかった一冊の日記。そこに綴られていたのは、ある殺人者の手記だった。これは事実か、創作か、いったい誰が何の為に書いたのかわからないまま、物語は一転し、壮絶な愛の物語へ辿り着く。

 「ユリゴコロ」は、2017年夏頃完成。9月全国公開。