ミニゲームではボランチの位置に入ったU-19日本代表MF冨安健洋(福岡)

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 1か月前のAFC U-19選手権。鉄壁の守備を築いたU-19日本代表は、無失点でアジアの頂点へと上り詰めた。守備の柱としてDF中山雄太(柏)とともに存在感を放ったのが、CBでコンビを組むMF冨安健洋(福岡)だった。しかし、大会後初の練習で冨安が任されたポジションは1列前のボランチだった。

 所属する福岡でもボランチで起用されており、「守備の部分はもちろんですが、攻撃にもうまく関わって得点を取れるように考えている」と中盤の底でプレーする際に意識している部分を語る。一方でCBで起用された際には、「まずは無失点に抑えることを目標にやっている」と役割の違いを話すと、「与えられたポジションをしっかりこなすだけ」とどちらのポジションで出場しようともチームの勝利のために戦うことは変わらないとした。

 無失点でアジア王者に輝いたU-19選手権は「とても良い思い出。今までのサッカー人生の中で一番最高の思いができた」と振り返りながらも、「ただ、それはもう終わったこと。しっかり切り替えて、次はW杯で勝てるようにやっていきたい」と視線を鋭くさせる。

「(U-20W杯が行われる5月まで)時間もないし、一つの遠征も無駄にはできない」。今後はアルゼンチンに向かい、現地ではU-19アルゼンチン代表と2試合の国際親善試合を行う。一つの遠征、一つの試合を大事にして成長の糧にしようとする男は、「しっかり勝てるように、いい準備をしたい」と胸を張って答えた。

(取材・文 折戸岳彦)