北朝鮮の労働新聞は30日、フィクションであるテレビドラマと、実際の外交政策とを結びつけ、米国を批判する記事を掲載した。

「侵略的な性質を表わしたテレビドラマ」と題されたこの記事では、アルジェリアのテロリストから攻撃を受けた米国が、アルジェリアに核兵器で反撃するというあらすじが紹介されている。

ドラマのタイトルは記載されていないが、あらすじから推し量るに、米ABCで放送されているキーファー・サザーランド主演の「Designated Survivor」(邦題:サバイバー:宿命の大統領)であると思われる。

記事は、ドラマは「アルジェリアを世界の平和と安定を破壊する『テロの温床』」と歪曲したと主張。また、米国は「(アルジェリア政府の)反テロの努力と成果を意図的に無視し、いちゃもんをつけて誹謗中傷」したと批判している。

また、映画には「アルジェリアに対する彼らの支配主義の野望を正当化しようとする、さらに陰凶な意図がある」とし、米国と、オスマン帝国から半ば独立状態にあったトリポリ(現リビア)が戦った第一次バーバリ戦争(1801年〜1805年)の話を取り上げ、「米国はアルジェリアの支配野心を捨てられず、あらゆる卑劣な策動にしがみついている」と批判した。