「マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)」の一場面 写真提供:アマナイメージズ

写真拡大

 アカデミー賞前しょう戦のひとつとして注目される、米ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞が11月29日(現地時間)に発表され、作品賞に米アマゾン・スタジオ製作、ケネス・ロナーガン監督「マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)」が選ばれた。

 本作は、「アナライズ・ミー」「ギャング・オブ・ニューヨーク」の脚本家ロナーガンが脚本と監督を兼ねた作品で、ケイシー・アフレックとミシェル・ウィリアムズが共演。ボストン在住の配管工(アフレック)が、兄(カイル・チャンドラー)の死をきっかけに実家へ戻り、16歳になる甥(ルーカス・ヘッジズ)の面倒をみながら自身が抱える過去のトラウマと向き合うというストーリーだ。本作は作品賞のほか、アフレックが主演男優賞、ロナーガンが脚本賞、ヘッジズがブレイクスルー男優賞と、4部門での受賞となった。

 続いて2部門を受賞したのは、新鋭バリー・ジェンキンス監督の長編第2作「ムーンライト(原題)」。マイアミのすさんだ地域に暮らすアフリカ系アメリカ人の少年が自分の居場所を見出していく姿を描いた成長物語で、ジェンキンスが監督賞、ナオミ・ハリスが助演女優賞を受賞した。

 そのほか、ドゥニ・ビルヌーブ監督によるSFドラマ「メッセージ」でエイミー・アダムスが主演女優賞を、デビッド・マッケンジー監督の西部劇「最後の追跡」でジェフ・ブリッジスが助演男優賞に選ばれた。

 また、優秀作品10本は「メッセージ」「Hacksaw Ridge(原題)」「ヘイル、シーザー!」「最後の追跡」「Hidden Figures(原題)」「ラ・ラ・ランド」「ムーンライト(原題)」「Patriots Day(原題)」「沈黙 サイレンス」「ハドソン川の奇跡」だった。

 主な受賞結果は以下の通り。

▽作品賞 「マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)」
▽監督賞 バリー・ジェンキンス「ムーンライト(原題)」
▽主演男優賞 ケイシー・アフレック「マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)」
▽主演女優賞 エイミー・アダムス「メッセージ」
▽助演男優賞 ジェフ・ブリッジス「最後の追跡」
▽助演女優賞 ナオミ・ハリス「ムーンライト(原題)」
▽脚本賞 ケネス・ロナーガン「マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)」
▽脚色賞 ジェイ・コックス&マーティン・スコセッシ「沈黙 サイレンス」
▽アニメーション映画賞 「Kubo and the Two Strings(原題)」
▽ドキュメンタリー映画賞 「O.J.:メイド・イン・アメリカ(原題)」
▽外国語映画賞「The Salesman(英題)」(イラン)
▽アンサンブル演技賞 「Hidden Figures(原題)」