米国の次期大統領にドナルド・トランプ氏が選出されたことは、日本だけではなく中国にも大きな影響を与えると考えられているが、中国メディアの捜狐は26日付で、トランプ氏が中国のiPhone生産ラインを米国に引き上げ、米国国内の雇用を増やす意志を表明したと伝え、その真意について説明している。(イメージ写真提供:123RF)

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 米国の次期大統領にドナルド・トランプ氏が選出されたことは、日本だけではなく中国にも大きな影響を与えると考えられているが、中国メディアの捜狐は26日付で、トランプ氏が中国のiPhone生産ラインを米国に引き上げ、米国国内の雇用を増やす意志を表明したと伝え、その真意について説明している。

 トランプ氏のiPhone生産ラインをめぐる発言に対し、すでにアナリストからは「中国から米国に引き上げることには様々な困難が伴う」との指摘の声があがっていると紹介。しかし「トランプ氏は狂人だが、馬鹿ではない」と指摘し、iPhoneの生産ラインを米国に引き上げることに伴う困難を「知らないはずはない」と主張した。

 iPhoneは現在、中国国内で組み立てが行われているが、仮にすべての組み立てを米国で行えば、iPhoneの生産コストは1台あたり30-40ドル(約3371-4494円)上昇し、またすべての生産部門を米国に引き上げれば、生産コストは60-80ドル(約6742-8989円)も上昇する見通しだと説明した。

 また、仮に米国のiPhone工場で十分な数のスタッフを雇用できたとしても、「米国人が中国人のように必死になって、とことん仕事をするとは限らない」と説明。米国人よりも中国人のほうが勤勉であり、労働者の質としても中国のほうが良質であると主張した。

 それで記事は、トランプ氏は労働階級からの支持を維持するために「見せかけのパフォーマンス」を披露しているに過ぎず、中国から生産ラインを引き上げることなど到底不可能との見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)