カット野菜・冷凍野菜がクスリ漬け・栄養ナシ…はデマだった!

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 野菜高騰を、賢く乗り切る。

 キャベツ498円、ほうれん草398円…。連日の天候不順により、野菜の価格が高騰しています。こんなに高いのであれば、手軽で便利な「カット野菜」の方が安く感じることも。

 でも、「栄養がない」「クスリを使っている」「おいしくない」といったネガティブイメージを持ち、使いたいけれど怖くて…と躊躇してしまっている人も少なくないでしょう。うーん、果たしてどうなっているんでしょうか?

 そこで今回は、「カット野菜」と「冷凍野菜」の気になるウワサを大解決! 製法や栄養に関する不安・疑問を整理してみました。

◆カット野菜は悪じゃない! 製法と栄養の実態は?

\擇蠍の色が変わらないのは「窒素」のおかげ

 市販のカットレタスが数日経っても変色しない理由は、パッケージ内を「窒素」で充填し、低温(1〜10度)管理しているから。変色防止のために薬剤は一切使われていません。

∪浄・殺菌に使う「次亜塩素酸ナトリウム」は心配要らず!

「漂白剤で洗った野菜」という心配を持っている人もいるようですが、野菜の殺菌として使っている薬剤は、水道水の殺菌にも使われる「次亜塩素酸ナトリウム」で、殺菌後に冷水でしっかりすすぎ洗いをしているため、残留する塩素濃度は水道水と同じレベル。また、オイシックスのように上記薬剤を使わないメーカーも存在します。

1浜楞任領出は、家庭調理と同等!

「カット野菜は栄養なし」というイメージを持っていませんか?答えはNO。パッケージサラダで有名な「サラダクラブ」の調査によれば、工場20分洗浄と家庭1分洗浄では、栄養成分の残存率はほぼ同じとのこと。

 つまりしっかり情報公開しているメーカーを選べば、安心してカット野菜を楽しめそうです。それでは次に、「冷凍野菜」の話に移りましょう。

◆「冷凍野菜」は、ナマ以上の栄養があるものも

 まず安心なのは、保存料は入っていないということ。冷凍食品はマイナス18度以下で製造・管理されるため、微生物の増殖はなく、保存料など必要ないのです。

 また、野菜の色が鮮やかなため、「着色料を使っているのでは?」と疑う人もいるようですが、これもNO。「ブランチング」という処理(沸騰湯に野菜表面だけをさっと加熱して急速冷凍すること)によって変色しにくくなり、内側の細胞が生きたまま凍結されるのです。

 すると、気になるのは「栄養」と「味」について。

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 冷凍による栄養素の崩壊で心配なのは、「ビタミン」と「ミネラル」。ミネラルは元素のため、冷凍しても壊れることはありません。ビタミンは、女子栄養大学の調査(※日本食品低温保蔵学会誌Vol23)によれば、1年間はほとんど減少せず。

 そもそも冷凍野菜は旬の安い時期に大量購入して製造することが多いため、「栄養価の高い旬野菜の冷凍モノ」と、「旬外れの生野菜」を比較すると、前者の方が優れているとも言えるんです。つまり、特に季節によって栄養変動の多いほうれん草やブロッコリーは冷凍がオススメな場合も。

△いしくないのは、加熱方法に問題あり!

 解凍時にブニョブニョ、ぐちゃぐちゃになった…という人、実はこれ、商品パッケージに書かれた解凍方法に従っていないケースが多いんだとか。特に、電子レンジの「おまかせボタン」はNG! 記載に従えば、驚くほどみずみずしく、ホクホクとした野菜によみがえります。

◆カット&冷凍野菜を使った「野菜たっぷり濃厚鍋」

⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=622465

 どうやら冷凍野菜も安心しておいしく楽しめそうです。そこで最後に、フライパン一つでカンタンに作れる、カット野菜・冷凍野菜を使った『野菜たっぷり濃厚鍋』の作り方をご紹介します。

【材料(2〜3人分)】
カット野菜 2パック、冷凍野菜 お好み量、豆腐 1丁、豚肉 200g、ホイコーローの素 1箱、油大さじ1

【作り方】
(1)熱したフライパンに油をひき、豚肉をこんがり炒める。

(2)カット野菜を加え、強火で炒める。

(3)ホイコーローの素とお湯700ml、豆腐を加えて軽く煮込む。冷凍野菜のかぼちゃは先に入れ、葉野菜などは仕上げに加えれば完成。

<TEXT,PHOTO/スギ アカツキ>
【スギ アカツキ】
東大卒の食文化研究家。長寿美容食研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で料理研究をはじめる。モットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。