27日、韓国・世界日報によると、本格的な冬が近づくこの季節、毎年韓国の主婦たちをストレスや疲労、体の痛みが襲う。原因は、韓国の食卓に欠かせないあのキムチだ。資料写真。

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2016年11月27日、韓国・世界日報によると、本格的な冬が近づくこの季節、毎年韓国の主婦たちをストレスや疲労、体の痛みが襲う。原因は、韓国の食卓に欠かせないあのキムチだ。

韓国には、冬から春先にかけて家庭で食べるキムチを一度に大量に漬ける「キムジャン」という習慣がある。核家族化が進む近年は、昔のように近所中の主婦が集まって白菜と格闘する光景は少なくなったというが、それでもこの季節になると、気象情報サイトが「今年のキムジャンに最適な日」を地域ごとに発表するほどだ。

主婦たちが家事などの情報交換をするネット上の掲示板にも、1カ月で「キムジャン」の語を含む書き込みが2万8000件ほどあった。中には「キムジャンをしました」と写真を交え報告する書き込みもあるものの、「せっかくの休みに田舎にキムジャンをしに行きたくない」「子どもが病気なのに夫の実家がキムジャンをしろと要求してくる」など、キムジャンの負担を訴えるものも少なくない。

記事は、こうした「キムジャン恐怖症」が広がっている原因として、嫁ぎ先の人たちと仲良くなるのが苦手な嫁世代が増えていることと、キムチの消費量そのものが減っていることを挙げている。世界キムチ研究所によると、昨年の韓国人の1日当たりのキムチ消費量は62.9グラム、10年の保健福祉部の集計(71.4グラム)より11%ほど減っている。また、一日中続くキムチ漬け作業は運動不足の人にはかなりの重労働で、これも若い世代がキムジャンを敬遠する原因になっている。

しかし、このキムジャンを、家族が久しぶりに集まるチャンスと捉えるべきとの声もある。結婚2年目の兼業主婦イさん(31)は、「キムジャンをしながらあれこれ世話を焼いてくれるしゅうとめに愛情を感じることができた」と話した。

この記事に韓国のネットユーザーからは「白菜なんて年中出回る時代。なぜ娘もやらないキムジャンに嫁が行かなきゃいけないの?」「キムチしか食べるものがないわけじゃないのに、夫の実家3人が食べるのになぜ白菜200株も漬けるのか理解できない」など、やはりキムジャンの苦労を訴えるコメントがさまざま寄せられている。

また、「大変なら買って食べればいいよ」「うちは夫と2人で食べるだけの量を漬けている。家族単位で好きにやればいいと思う」「白菜100株も漬けて親戚にまで配るのはやめた方がいい」「キムジャンだけの問題じゃない。家族間での強要はやめよう」「キムジャンの文化も近い将来なくなるね」「良く言えば伝統だけど、家中の人を引っ張り出してお互い苦労するのはどうなのかな」「嫁ぎ先でやればストレス、自分の実家でやれば仲睦まじい家族の行事。キムジャンはぜひ自分の実家で」などの声も寄せられた。(翻訳・編集/吉金)