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フィリップモリスジャパン合同会社は11月29日、日本で初めて、男女間の賃金に差がない企業への認証「EQUAL-SALARY Certification」を授与された。

この認証は、スイスに本部を置くNPO法人「EQUAL-SALARY Foundation」(ESF)によるもの。50名以上の従業員を雇用し、そのうち10名以上が女性である国有企業または民間企業において、男女間で同一賃金であることを認証する。認証は、スイスのジュネーブ大学が開発した手法に基づいた給与データの統計分析、現地監査によって行われる。

認証を受けるための条件には、男女間の賃金ギャップが5%未満であること、経営陣が男女同一賃金に対する企業としてのコミットメントを明示していること、人事プロセスが完全に導入されていることなどがある。

授与式では、EQUAL-SALARY Foundation代表のベロニク・ゴエ・フィンハウス氏が「男女同一賃金を決定した勇気を讃えたい」と話し、同社代表執行役社長のポール・ライリー氏が「将来において日本の男女間の賃金格差を埋める第一歩になったのでは」と挨拶した。

フィリップモリスジャパン合同会社は、世界各国でたばこ事業を展開するフィリップモリスインターナショナルの日本法人。全世界で売り上げ1位の「マールボロ」をはじめ、「ラーク」「パーラメント」「バージニア・エス」といった製品のマーケティングおよび販売促進活動を行っている。昨年発売した加熱式たばこ「iQOS」(アイコス)が好調。

○女性の平均賃金は男性の7割

労働基準法第4条で「使用者は、労働者が女性であることを理由として、賃金について、男性と差別的取扱いをしてはならない」と、男女賃金差別の禁止が定められているものの、日本では一般労働者(短時間労働者を除く)の男性の平均賃金水準を100.0としたとき、女性は72.2%となっている(2015年)。

男性に対する女性の賃金水準を海外でみると、スウェーデンは88.0%、フランスは84.9%、アメリカは82.5%、イギリスは82.4%、ドイツは81.1%、韓国は68.3%(2014年)。日本は国際的にみてもその開きが大きい。

男女賃金格差は、男女の平均勤続年数や管理職比率に違いがあることが大きな原因となっている。特に日本においては、労働時間や企業規模、家族手当・住宅手当の存在が影響しているとされ、さらに無意識の偏見も要因の一つという意見もあるという。