ジョコビッチを下し大会初優勝を果たしたアンディ・マレー【写真:Getty Images】

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初優勝で世界ランク1位を守る、「僕は間違いなくこの座にいたい」

 世界ランク1位のアンディ・マレー(英国)は20日のATPワールドツアー・ファイナル決勝で2位のノバク・ジョコビッチを6-3、6-4のストレート勝ちで下し、大会初優勝を果たした。王者は世界ランク1位の座をこのまま維持することを目標に掲げている。ATP公式サイトが報じている。

 ロンドン・O2アリーナで行われた頂上決戦でジョコビッチを下し、今季を締めくくったマレーは新たな目標を見据えていた。

「長くここに留まれるようにトライしたい。ここ5、6か月はここにたどり着くまで巨大な努力を要した。僕は間違いなくこの座にいたい。今年は素晴らしい年だったので、かなりの難業だということは理解している。何とか1試合達成しただけ。来年もこれを繰り返すことはとても難しいことだろう」

 同サイトによると、マレーはこう語ったという。今季はウィンブルドンとリオデジャネイロ五輪で優勝を果たしたが、全豪オープンと全仏オープンでは決勝戦でジョコビッチに敗れていた。しかし、今回のファイナルを前に初めてランキング1位の座に立った男は、今季公式戦24連勝で締めくくった。

今大会では錦織、ラオニッチと死闘「若い選手たちは成長を続けている」

 今季は78勝9敗という見事な成績を残した29歳は、ナンバー1の座を維持する難しさを痛感する一方、キャリアのピークが近づいていることも理解しているようだ。

「今後の2、3年間で出来るだけ多くを達成したい。なぜなら、永遠にプレーはできない。30代半ばでここまで多くの試合をこのレベルで続けることはできないだろう。若い選手たちは成長を続けている」

 今大会では第2戦で錦織圭(日清食品)に、準決勝ではミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に第1セットを先取され、死闘の末に逆転勝ちを収めた。錦織は26歳で、ラオニッチは25歳。下の世代の“突き上げ”も感じている。

 それでも、ジョコビッチ時代に一区切りをつけたマレーは2017年シーズン、王座維持という戦いに挑むことになる。