アンディ・マレー(英国)とのフルセットの死闘の末に逆転負けを喫した錦織圭【写真:Getty Images】

写真拡大

世界1位追い詰めるも逆転負け、第3戦に準決勝進出かける錦織

 世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)は16日のATPワールドツアー・ファイナル1次リーグA組第2戦で同1位のアンディ・マレー(英国)にフルセットの死闘の末に7-6、4-6、4-6と逆転負けを喫した。大会最長となる3時間21分の熱戦に海外メディアからも「史上最高の名勝負の1つ」との声も上がっている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」電子版が特集している。

 文字通り、激戦だった。タイブレークの末に錦織が先取した第1セットは85分間の長丁場となった。解説者のピーター・フレミニング氏は「私が今までに見た中で、最高のテニスの試合の1つだ」と驚嘆の声を上げ、「強烈なグラウンドストロークの応酬と、信じられない守備面でのプレーによる、両者共に質の高いテニスであった。マレーの闘争心は計り知れない」と、テニス史上に残るような名勝負だったと評した。

 マレーは1次リーグ2連勝を飾ったが、錦織にも世界ランク1位を倒す大きなチャンスがあった。

 その試合展開にフレミニング氏は「どちらも何度もポイントでリードされたが、15-40や0-30から挽回した。錦織も1-5のセットダウンからファイナルセットを取り返す寸前だった」と振り返っている。

 9月の全米オープン準々決勝に続くマレー撃破は果たせなかった錦織。これで1勝1敗となったが、準決勝進出の可能性は十分に残されている。A組のもう1試合は世界ランキング3位のスタン・ワウリンカ(スイス)が同7位マリン・チリッチ(クロアチア戦)を破って1勝1敗に。一方のチリッチは2連敗となった。第3戦2試合の結果次第で決勝トーナメント進出が決まる錦織。18日のチリッチ戦に注目だ。