予防接種は間違いなく打った方がよい

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【羽鳥慎一モーニングショー】(テレビ朝日)2016年11月28日放送
「早くもインフル流行期に」

2016年冬はインフルエンザが猛威を振るいそうだ。11月25日、厚生労働省が全国的な流行期入りを宣言したが、これは、2009年の新型インフルエンザ大流行を除く季節性のものとしては、同省が調査を始めた1999年以降最も早い。

インフルエンザには、もちろんかかりたくない。だが「ちょっと体がだるいな」「軽い風邪かも」と思っていたら、実はインフルエンザに感染していたというケースがあるから、厄介だ。

せきが出るならマスク装着、手では口を押さえない

現在、流行しているインフルエンザは「A香港型」と呼ばれるタイプだ。今シーズンのワクチンは、これを含む4種類の混合なので、接種すれば有効だろう。国立病院機構東京病院の呼吸器内科医、永井英明氏は、接種回数は1回で十分だと説明した。個人差はあるが、ワクチンの効果は通常4〜5か月続くので、今打てばインフル流行のピーク時となる真冬をカバーできる。

番組が50人に街頭アンケートを行ったところ、全体の68%にあたる34人がワクチンを接種した、もしくは接種する予定だと答えた。

20代の女性は、これまでワクチンを接種したこともなければ、インフルエンザにかかったこともないという。だが永井氏は、「実は知らないうちにインフルになっていることもある」と指摘した。「隠れインフル」と呼ばれ、病状が軽いために自覚症状がない。それだけに、知らない間に他人にうつしている可能性があるという。

今の時期は、「少し風邪気味だな」と感じたら、インフルエンザを疑った方がよさそうだ。その場合は、「せきエチケット」を心がけたい。例えば職場で、無遠慮に「ゴホゴホ」とせきこめば、同僚にウイルスをまき散らしている恐れがある。マスクの装着や、手元にティッシュやハンカチがあれば口を押さえよう。何もなければ、服の裾を利用してせきを飛ばさないようにしたい。

一方、せきが出たら手で口をふさぐと、かえって感染を広げる恐れがあり、やめた方がよい。その手でドアノブに触れ、別の人がさらに触ってうつるケースがあり得る。

ワクチンは症状の重篤化を防ぐ

「隠れインフル」に関して、コメンテーターの石原良純が「僕、やりました」としてこう続けた。

石原「ちょっと調子悪いなと思って、その後家族中が(インフルに)なったことが...」

街の声では、30代男性の「予防接種したのに、インフルにかかった」との経験談が話題になった。ワクチンは本当に効き目があるのか。

永井氏によると、百パーセント予防できるわけではないが、入院を伴うような症状の重篤化を防ぐ役割があるという。高齢者の死亡率を8割減らせる効果も大きい。そのうえで、「間違いなく打った方がいい」と強調した。