28日、韓国メディアによると、週末のたびに朴槿恵大統領の退陣を求める大規模な「ろうそくデモ」が行われているソウルで、市民の冬の憩いの場として定着した屋外スケート場が今冬は全期間休場することが決まった。写真はソウル広場。

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2016年11月28日、韓国・聯合ニュースなどによると、週末のたびに朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を求める大規模な「ろうそくデモ」が行われているソウルで、市民の冬の憩いの場として定着した屋外スケート場が今冬は全期間休場することが決まった。

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ソウル市庁舎前のソウル広場には毎年12月、屋外スケートリンクが開設される。利用料1000ウォン(約100円)という手ごろさもあってソウル市民に愛され、04年の開場から12年で234万人を集客、ソウル中心部の「冬の風物詩」としてすっかり定着していた。

しかしソウル市は28日、「毎週土曜に都心で大規模集会が開かれているため、市民の安全を考慮し今年のソウル広場スケート場の休場を決めた」と明らかにした。「市民との約束」である12月の開場に向け工事を始めるところだったが、今後も週末を中心に集会が予想されるための決定という。ソウル広場はデモのメーン会場である光化門広場の南方に位置し、週末の大規模なデモではこれまでかなりの人出があり、また今後も同様の事態が予想される。

市が24〜26日にかけホームページで実施した緊急市民世論調査では、回答した2417人のうち58.7%が「今年のソウル広場スケート場は実施すべきでない」と答えた。「実施すべき」との回答は38.1%だった。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「久しぶりに正しい判断だね」「この状況でスケートなんかするな」「とてもスケート場で遊べるような雰囲気じゃないしね。立派な判断に拍手を送りたい」「ありがとう。スケート場なんてなくても結構。ろうそくの火よ永遠なれ」「民主主義が優先だ」など、市の判断に賛成の声が多く寄せられ共感を得ている。

一方で、「(国政介入事件の中心人物として逮捕・起訴された)崔順実が僕らの暮らしをずいぶん変えるね」「朴槿恵1人のせいで何一つまともにできない。迷惑を被るのは罪なき国民ばかり…」「スケート場とデモに何の関係があるんだ?デモはやりたいやつだけがやるものだろ」「この国には法律もなく原則もない。とにかく駄々をこねればOK」と、スケート場休場に反対の意見もあった。(翻訳・編集/吉金)