超成長株を発掘する「銘柄選びの5つの条件」を 凄腕ファンドマネジャー・藤野英人氏が伝授! 株価数十倍も夢じゃない超成長株予備軍も大公開!

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成長株と高配当株に狙いを定めた、2017年版「日本株講座」を特集しているダイヤモンド・ザイ1月号。指南役は、連続好成績の「ひふみ投信」のファンドマネジャー・藤野英人さんと、楽天証券経済研究所チーフストラテジスト・窪田真之さんだ。ここでは、その特集の中で藤野さんがレクチャーしている、「今後“超成長株”になりそうな中小型株」の発掘方法を紹介。また、その発掘方法に基づき、今後注目すべき銘柄も明らかに。人気・実力ともにトップレベルのファンドマネジャーの考え方を知れば、日々の運用のヒントになるはず!

「株価が60倍」になった株を発掘できた秘訣とは?

 超成長株は、株価指標だけを見ていては探せないと、「ひふみ投信」ファンドマネジャーの藤野英人さんは言う。
(※関連記事はこちら!⇒ひふみ投信が高い運用成績を続けられる理由とは? 「スリッパの法則」の著者・藤野英人氏が運用し、3年間で85.7%上昇の成績を残している理由を探る!)

「過去の業績は今後の成長を見極める材料になるし、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)も、株価が割高か割安かを判断する指標の一つとして役に立ちます。しかし、最も重要なのはこれからも利益が伸びるかどうかなのです」

 実際に、藤野さんがかつて「ジェイアイエヌ(3046)」(メガネチェーン店「JINS」などを運営する企業)への投資を決めた時、会社予想では「黒字転換」とされていたが、過去の業績を遡ると2期連続最終赤字だった。しかし、藤野さんは「ジェイアイエヌ」の田中社長の話を聞き、超成長株になる可能性を確信し、投資を決めたのだ。その後、株価は60倍まで膨れ上がった。

 では、そんな超成長株を探すにはどうすればいいのか。藤野さんが発掘した超成長株には次の5つの共通点がある。

(1)人々の生活を改善する技術やサービスがある
 人々の生活を改善できるようなサービスや製品を提供する企業でないと、長期で利益は伸びない。

(2)ただの流行でなく10〜20年間は必要とされる
 業績が伸びている企業でも、売れている商品が今だけの流行という場合は、長期投資には向かない。

(3)技術力の蓄積で独自性がありマネできない
 簡単にマネができる技術しかない企業は、次第に利益率が落ちて、業績が悪化してしまう。

(4)世界の変化に合わせて柔軟に進化できる
 世界の変化に合わせて進化する企業は、高付加価値の商品を販売することで、利益が伸びやすい。

(5)社員を動かす明確な理念を持っている
 企業の成長ステージに立ちはだかる困難も、明確な理念があると社員一丸となって乗り越えられる。

「他社がマネできない商品やサービスを展開する企業の利益は急成長するので、株価が上がり、PERも上昇します。しかし、さらに利益が伸びることでPERは下がります」(藤野さん)

 ちなみに、復習しておくと、PERは「1株当たり利益に対し、株価が何倍まで買われているかを表したもの」だ。PERが高い場合は「割高」、PERが低い場合は「割安」と判断するのが基本となっている。

ただ単に強い企業ではなく、変化する企業が生き残る!

 超成長株を探す条件に話を戻そう。

 条件の(3)に「技術力の蓄積で独自性がありマネできない」とあるが、独自の強みとは、単に安くモノをつくるというだけではない。実際、「ジェイアイエヌ」は「JiNS」で、超軽量でデザインもいいメガネを4900円で販売し、爆発的なヒットを出した。その後、さらに花粉対策用やPC用など、人々の生活を改善させるメガネを開発し続けたのだ。

「人々の生活を楽しく快適にできるかどうかという視点を持てば、身近の地味な業界でも成長株を探せます。足を使って関心事を増やしたり、他人の目になり切って多くの人がどう考えるかなど、物事を複合的かつ多面的に見ることが重要なのです」(藤野さん)

 例えば、「ドンキホーテホールディングス(7532)」が上場した時、多くのアナリストは激安品ばかり売っている上に、店内もごちゃごちゃしていると低く評価していた。しかし、藤野さんの評価はかなり違っていた。

「私は消費をエンターテインメントとして楽しめる空間だと思ったのです。そして5年後には社会現象になり、低かった株価は大きく上昇しました」

世界的有名企業は、たゆまぬ企業努力を続けている!

 また、長期で成長が続く企業は、世界の変化に沿う形で変化し、時代を超えて生き残り繁栄していく。

「『ファーストリテイリング(9983)』の柳井社長の口癖は“自己変革”です。その熱意は新製品開発と海外進出の2つに向かっているのです」(藤野さん)

「ファーストリテイリング」は、フリースやヒートテックなど、今までなかった製品や高機能の製品を安く提供してきた。さらに、海外進出に関しても、挫折はあったものの、今では成功を収めている。短期的な利益ばかりを追求している企業ではダメなのだ。

「グーグル(Google)は、『世界中の知識を整理する』という理念で検索サービスを進化させ、実際に世界中の人を幸せにしています。企業の成長ステージでは、さまざまな困難も伴います。その時に一丸となって壁を乗り越えられるかどうかは、その理念にかかっていると思います」(藤野さん)

 なお、今の日本株の中にも、第二の「ジェイアイエヌ」、あるいは「ファーストリテイリング」クラスまで大化けするかもしれない、超成長株予備軍は潜んでいる。たとえば、防犯カメラなどのセキュリティ機器事業などを手掛ける「あい ホールディングス(3076)」や、人材派遣・請負会社の「アウトソーシング(2427)」だ。

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