<南シナ海>海軍と海巡署が合同訓練  人道的な救助を想定/台湾

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(屏東 29日 中央社)海軍と海岸巡防署(海巡署、海上保安庁に相当)は29日、南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島の太平島の周辺海域で、人道的な救助を主体にした合同訓練を実施した。

同諸島をめぐっては今年7月、常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)が太平島を含む全ての島・岩礁を「岩」または「低潮高地」であると認定。一方で蔡英文総統は外交部に対し、関連の国際機関と協力して同島を人道支援拠点や補給基地として整備をするよう指示していた。

海巡署と海軍が同海域で合同訓練を行うのは初めて。外国船籍の貨物船が火災を起こしたほか、乗組員が負傷し海に脱出したと想定。航空機3機と艦艇8隻が出動し、負傷者をC130輸送機で台湾南部・屏東の病院まで搬送する作業などが行われた。

海巡署は、台湾が国際人道救助作業を重視している姿勢や同海域周辺で十分な活動能力があることを示せたと強調。2000年からこれまでに70件の人道支援を行ったとしており、今後も周辺国との協力メカニズムを強化する認識を示した。

(呂欣ケイ、朱則イ/編集:齊藤啓介)