2006年のフィデル・カストロ

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25日(金)、キューバ革命を率いたカリスマ的指導者フィデル・カストロ前国家評議会議長が死去し、キューバ国内のみならず世界中から追悼の意が寄せられている。

キューバ出身で、1990年の『ゴッドファーザーPART III』でアカデミー助演男優賞にノミネートされたベテラン俳優のアンディ・ガルシアは、米Varietyの取材に応え、「フィデル・カストロの政権下に苦しんだ国内・国外全てのキューバ人の深い悲しみを表現する必要があると思う」「彼が多元的共存や民主主義の革命と呼んだ公約は、基本的人権に背いた間違った公約のまま続いていくのだろう」と、コメント。さらに、「カストロ政権の反対派やLGBTコミュニティの処刑、投獄、迫害、出版の自由や選挙と信教の自由の否定は、彼の遺産として続いていく。彼は歴史が自分を許してくれると主張したが、一方で彼を有罪と判決することもできるだろう」と、彼の政策に苦しんでいる国民の気持ちを代弁し、今後の国家についての心配を語った。

また、米国次期大統領候補のドナルド・トランプ氏は、26日(土)朝に「フィデル・カストロが亡くなった」とツイート。その後、「世界は、60年間国民を圧迫し続けた残忍な独裁者の死を記録した。フィデル・カストロの遺産は、銃殺の執行隊、窃盗、想像もできないほどの苦しみ、貧困、そして基本的人権の否定だ」と、アンディと似たような意見を声明で述べた。

一方、キューバとの国交回復に努めたバラク・オバマ現大統領は、「今日、私たちはフィデル・カストロ氏の家族に追悼の意を示します。我々の思いと祈りはキューバの人々と共にあります。これから先、彼らは過去を思い出し、それを踏まえて将来に目を向けるでしょう。その中で、キューバの人々にはアメリカ合衆国というパートナーがいることを知っておいていただきたいと思います」と、これからのキューバを支援することを約束した前向きなコメントを残した。(海外ドラマNAVI)