28日、中国では年間1700万〜1800万トンもの食品が廃棄されており、食品ロスを削減する必要性が高まっている。

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2016年11月28日、中国経済網によると、中国では年間1700万〜1800万トンもの食品が廃棄されており、食品ロスを削減する必要性が高まっていることが、中国の最高研究機関・中国科学院の調べで明らかになった。現状では、毎年3000万〜5000万人分に相当する食品が廃棄されているという。

調査は2013〜15年に北京、上海、ラサ、成都で100日余りにわたって行われた。レストラン366軒、6983テーブルを対象に調べ、750人余りに聞き取り調査、消費者7482人にアンケート調査を行った。その結果、10年の飲食協会による「毎年2100億元(約3兆4000億円)分の食品が無駄に廃棄されている」との指摘を上回る状態であることが判明した。

食品廃棄の問題は、環境破壊や水資源の浪費、温室効果ガスの増加にもつながることから、食糧危機や飢餓問題と同じく世界的に注目される事案となっている。国連は30年までに廃棄食品を半減させることを目標に掲げており、欧州連合(EU)も14年から食品ロスを削減する計画をスタートさせ、15年には「REFRESH」プロジェクトを始動した。

アジアでも、日本やネパール、バングラデシュ、ミャンマー、ラオスなどの国々がすでに食育教育を行っており、「ハンガーゼロ運動」にも取り組んでいる。なお、中国でも、完食することで食品を無駄にしないようにする「光盤運動」と呼ばれるキャンペーンが行われている。(翻訳・編集/岡田)