ロシアの首都、モスクワ郊外で、北朝鮮から派遣された労働者が頭部につららの直撃を受け死亡する事故が発生した。

ロシアの各メディアによると、今月19日、モスクワ郊外のリューベルツィのベルトリョートナヤ通りでの住宅建設現場で、ビルの上から落ちてきた正体不明の物体が、45歳の北朝鮮労働者の頭部を直撃した。目撃者が救急車を呼んだものの、医師によりその場で死亡が確認された。

ロシアのネットメディア「Life.ru」によると、落下物はつらら。被害者は韓国人のハン・ツィクと報じているが、韓国大使館が確認した結果、北朝鮮人であることが明らかになっている。

ロシア連邦捜査委員会のリューベルツィ支局は「安全装置の不備が男性を死に至らしめた」とし、刑法143条2項の違反の容疑で捜査に乗り出した。詳細は報じられていないが、死亡した労働者はヘルメットを付けていなかったものと思われる。

北朝鮮が外貨稼ぎのためにロシアに派遣した労働者の数は19万人に及ぶと言われているが、長時間労働、安全設備の不備などで、労災死亡事故が相次いでいる。

また、冬の訪れとともに、ロシアではつららや雪の落下による被害が相次いでいる。17日には、サンクトペテルブルクの中心部で、70代の男性がビルの上から落ちてきた巨大なつららの直撃を受け、重傷を負った。モスクワとサンクトペテルブルクは、数日間に20人あまりが負傷している。