米国民の「TV離れ」に悩むグラミー賞 超大物司会者でテコ入れ

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2017年2月12日に行われる第59回グラミー賞の司会者がジェームズ・コーデンに決まった。コーデンは人気トーク番組「レイト・レイト・ショー」の司会者。有名人が自動車の中でカラオケを披露するコーナー「カープール・カラオケ」で注目を集め、ミシェル・オバマ大統領夫人をはじめ、アデル、ビヨンセ、ワンダイレクション、スティービー・ワンダーといった大スターとの共演で注目を集めている。

グラミー賞の司会者はこの5年間、ラッパーのLL・クール・Jが担ってきた。ホイットニー・ヒューストンが亡くなった翌日に開催された授賞式でも敬意を表しつつ見事に司会を務めた。

視聴者離れに直面のグラミー賞

親しみやすくチャーミングなLL・クール・Jが今後も司会を行なってもよさそうだが、ニールセンの調査では2016年のグラミー賞の視聴者数は前年の2,530万人から2,490万人に減ってしまった。この数字にはオンラインのライブストリーミングも含まれている。テレビで視聴した人の数は1,900万人と、ここ7年で最低を記録した。

視聴者離れに直面するグラミー賞としては、コーデンはうってつけの人材だ。グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーのニール・ポートナウCEOは「コーデンの音楽に対する情熱をグラミー賞に迎えられることをうれしく思っています。名司会ぶりを見せたLL・クール・Jの後任となれば責任は重くなりますが、コーデンはダイナミックで威厳のあるショーマンであり、グラミー賞の司会にぴったりです」と語る。

「カープール・カラオケ」のYouTubeの動画のアクセス数は総計20億回に達し、チャンネル登録者数は800万人にのぼっている。特番も作られ、2016年のエミー賞を受賞した。

2016年のトニー賞の司会も務め、数々のスーパースターらとカラオケで共演してきたコーデンはグラミー賞にぴったりの人選に思える。今回のグラミー賞はこれまでにない演出も期待できそうだ。