中国のネット上では先ごろ、中国高速鉄道に乗車したスウェーデン人が撮影した動画が大きな話題となった。同動画は、スウェーデン人客が走行中の高速鉄道の車内で硬貨を立たせてみたところ、硬貨がずっと立ち続けたという内容で、中国ネット上では「中国高速鉄道の安定性の高さを示すもの」と称賛の声があがった。(イメージ写真提供:(C)Jaroonrat Vitoosuwan/123RF.COM)

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 中国のネット上では先ごろ、中国高速鉄道に乗車したスウェーデン人が撮影した動画が大きな話題となった。同動画は、スウェーデン人客が走行中の高速鉄道の車内で硬貨を立たせてみたところ、硬貨がずっと立ち続けたという内容で、中国ネット上では「中国高速鉄道の安定性の高さを示すもの」と称賛の声があがった。

 中国メディアの中国網はこのほど、新幹線の車内では「硬貨を立たせることができない」という事例があることを紹介し、「走行中の車内で硬貨が立ち続ける」という事実は、中国高速鉄道の安定性を示すと同時に「中国高速鉄道の質の高さを示す」と主張する記事を掲載した。

 記事は、新幹線の車内では硬貨が立たず、中国高速鉄道の車内では硬貨が立つからと言って、「すべての指標で中国高速鉄道が新幹線を超えたとは言えない」としながらも、中国高速鉄道の安定性が高いことは間違いないと主張。

 さらに、驚くべきは「中国が高速鉄道を自国で生産するようになってからまだ十数年しか経過していないこと」だと主張し、それでも中国はすでに基幹技術を掌握し、世界をリードする存在になると同時に、今や世界へ高速鉄道を輸出する立場になったと胸を張った。また、中国の1日あたりの高速鉄道利用客数は450万人に達し、今や中国高速鉄道は「中国の製造業の実力を示す代名詞」となったと主張し、これから先はさらに多くの国に高速鉄道が輸出されることになるはずだと期待を示した。

 記事は中国高速鉄道に対して自画自賛しているが、日本などから技術を導入したとは言え、中国がごく短期間で高速鉄道を輸出できるまで技術力を高めたのは事実だ。また、中国はすでに時速600キロメートルで走行可能なリニアモーターカーの開発に着手することを発表しており、鉄道産業における日中の競争は今後も続くことが予想される。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Jaroonrat Vitoosuwan/123RF.COM)