Photo by Brett Jordan

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 11月20日に放送された『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)に歌手のGACKT(43)がゲスト出演し、そこで初めて現在は東南アジアに移住していることを明かして話題になっている。かつて『堂本兄弟』(同)で共演していたGACKTとKinKi Kidsは、この日が5年ぶりの再会になったのだが、GACKTはそのちょうど5年前から東南アジアに住んでいるのだという。

 久々の再会となったGACKTは、「次、いつ会えるかな。GACKTに会いてえな、というタイミングで呼んでよ。いつでも来るから」と、KinKi Kidsのためならいつでも帰国すると男気をみせていた。

「とはいえ、GACKT東南アジア圏でも露出が多いとは言えない状況です。過去にはインドネシアの特撮ヒーローものの出演や、マレーシアのサッカー親善大使を務めるなどの活動実績はあるものの、それだけで生活が成り立つとは到底思えない。相変わらず生活の実態は謎に包まれたままです」(芸能記者)

 GACKTといえば、9月に逮捕された容疑者の手によって、投資詐欺に遭っていたことが報じられている。投資額は2億円に上るとされ、このためにGACKTは世田谷の事務所やデザイナーズマンション・高級外車などを売却したとも伝えられている。この時にはすでに拠点は東南アジアに移っていたことになる。

東南アジアでも失敗の可能性?

「海外移住が明らかになってからネット上で理由について話題になっており、一部では税金対策や海外逃亡説、日本よりも物価が安いからなどの説が唱えられています。また、水面下で何か別のビジネスが動いてるとも言われています。もはや、このまま海外に永住する気なのでしょう。仕事があれば戻ってくるという“戻り稼ぎタレント”状態が続くでしょうね」(前出・記者)

 かつてブログでは、自身の音楽を追及するために、芸能活動とは別のサイドビジネスを手掛けるようになったと語っていたGACKT東南アジア移住も恐らくその一環なのだろう。しかし、そのビジネスに関しては全く透明性がないため、いかがわしい話ばかりが聞こえてくる。

 投資詐欺事件で明らかになったように、ウマそうな話であればすぐ飛びつく状態のGACKTに対し、ビジネスセンスを疑う声は大きい。

「かつて日本で開かれていたGACKTのファンクラブイベントや、毎年開かれている誕生日会が高額過ぎてクレームが出たほどです。東日本大震災の時のチャリティー活動も“義援金詐欺狙い”とまで揶揄されていただけに、海外で手をつけるビジネスも成功しないのではないかともっぱらの噂です。東南アジアでの定収入はどうなっているのか、東南アジアといってもどこの国なのか。疑惑だらけの移住といえそうです」(前出・記者)

 自身の音楽を追及したいと言うのであれば、東南アジアで音楽ビジネスでの成功を目指すべきなのかもしれない。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する