優待名人・桐谷さんの株主優待専用の財布は優待券やカードでパンパンに!

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株主優待の人気が高まる中、株主優待を実施する企業は1300社を突破し、現在も過去最高を更新中。株主優待の種類も、食事券、日用品、遊園地などのレジャー、QUOカード、スーパーまでいろいろな分野に広がりを見せている。そこでダイヤモンド・ザイ1月号では、優待名人・桐谷さんを筆頭に、年齢も性別もさまざまな優待投資家の暮らしを直撃取材。株主優待生活の楽しみ方から、好きな株主優待株、銘柄選び方の基準まで赤裸々に語ってもらった。ここでは、その一部を抜粋して紹介しよう。

投資家によって狙う優待はまったく違うが、
節約を実感しつつ、本当に欲しいものを選ぶ共通点も

 株主優待の充実している株を中心に投資するのが、「優待投資家」と呼ばれる個人投資家だ。ダイヤモンド・ザイ1月号では、おなじみの桐谷さんをはじめとする優待投資家15人の「株主優待のある幸せな暮らし」をリポートしている。

 株主優待のある暮らしのメリットとして、全員の意見が一致したのは、まず「節約できて楽しい」ということだ。

 また、自分が本当に欲しい株主優待を選んでいることも、登場してくれた優待投資家の共通点である。「株主優待は自分で使ってこそもっとも利回りが高い」とは、取材に応じてくれた優待投資家の一人「優待大家さん」の言葉だが、たしかにいくら魅力的な株主優待でも、自分にとって利用しにくい株主優待は避けたほうがいいだろう。

 実際、今回ダイヤモンド・ザイ1月号に登場した15人も、オールジャンルの桐谷さんは別格とすると、食事券、金券、カタログ、レジャー、限定グッズと好きな優待ジャンルはいろいろ。なかには、株主総会に積極的に参加する人もいれば、株主優待をもらいつつ値上がり益もダブルで獲得し、資産1億円を築いた人もいる。

 株主優待券をセール時に使用したり、他のクーポンと併用する人も多い。ほんの少し工夫することで、さらにオトクになるのも株主優待の特徴だ。

 そして、欲しい株主優待が見つかっても、すぐに飛びつくのは厳禁。「1円でも安く買うように心掛けている」とは桐谷さんの意見だが、実際安値で買ってこそ株主優待生活を満喫できるのだ。

 続いては、3名の優待投資家の「株主優待のある幸せな暮らし」を抜粋して紹介。気になるイチオシの株主優待銘柄や、株主優待選びのポリシーなど、ぜひ参考にしてみてほしい。

現金を使わないことが喜び! 桐谷広人さん(個人投資家)

 まずは、食事券と金券の合わせ技で「食費ゼロ円生活」を目指す桐谷さんが登場。

「リーマンショックで3億円あった資産を5000万円まで減らした私にとって、株主優待は毎日を楽しく過ごすために欠かせません。食事はほぼ優待券で、今日は昼飯は吉野家で牛丼、夕食はグルメ杵屋のそじ坊で鴨汁そばを食べました。優待券は期限があり、現金を使う余裕がないのです。基本は優待券の額面に収めますが、仮に200円端数が出たとしても、他の優待でもらえる500円のジェフグルメカードで払います。この場合、現金で300円のお釣りも出ます。現金を使うのは家賃と光熱費、田舎に帰る交通費ぐらいです」

 銘柄選びは、「株主優待+配当」利回りで4%超を目安にしているそう。

「さらにザイの理論株価などとも比較して、割安な銘柄を買います。また一度売ったものは、売却時の株価以上では買い戻さないという主義です。損切りはしない分、安値更新株などを狙い、1円でも安く買うことにはこだわっています」

 そんな桐谷さんのイチオシ優待銘柄は「クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)」「オリックス(8591)」「パルコ(8251)」。「クリエイト・レストランツ・ホールディングス」は自社グループで利用できる食事券、「オリックス」は自社グループ各施設で利用できる割引券、「パルコ」は自社グループ施設などで利用できる株主優待券などをもらうことができる 。

(※関連記事はこちら!⇒「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!)

優待部屋で有名なスゴ腕投資家! ようこりん(個人投資家)

 続いて登場のようこりんは、ブログ「ほんわか ようこりん(http://blogs.yahoo.co.jp/wmxfr453)」を運営する個人投資家。厳選チェックの優待株を保有しつつ、割安株で利益を上げるのが基本スタンスだ。ちなみに、株主優待で届いた商品を置いておく「株主優待部屋」を所有していることでも知られている。

「2005年から本格的に株を始めましたが、リーマンショックでは一転トヨタ株に賭けて大きな利益も。2009年頃から『優待株人気』を見込んで売るのを控え、今は370銘柄ほど。PERや優待新設、自分が見た店の様子で、購入するかや株数を決めます」

 イチオシの優待銘柄は、自社グループで利用できる食事券などがもらえる、飲食店経営の「バルニバービ(3418)」。「『バルニバービ』は雰囲気や食事の質に驚きました。今後は優待株を持ちつつ、相場の大きな下落時に割安株を拾う戦略です」(ようこりん)

株主優待から株主総会まで楽しむ! mtipsさん(個人投資家)

 最後に紹介するのは、個人投資家のmtipsさん。ブログ「株主総会お土産日記(http://blogs.yahoo.co.jp/ttthhhmmmjp)」を運営している。ブログタイトルからもわかるように、株主優待株を狙うかたわら、株主総会に足繁く通っているのがmtipsさんの特徴だ。

「優待株への投資が増えたのは、10年ほど前。優待があれば多少値下がりしてもOKと思えますし、下値に強い傾向もある。そして何より、楽しいんです。株を買い、優待をもらい、株主総会に行き、総会土産をもらい、また株を買う。金券派もいれば、名産品目当ての人、投資家仲間を見つけた人など、それぞれの楽しみ方があるのも魅力ですよね。これからはレジャー系の株主優待を買ったり、多くの株数を持たないともらえない株主優待に挑戦したいです」

 mtipsさんのイチオシ株主優待銘柄は、桐谷さんと同じ「オリックス」のほか、「日本商業開発(3252)」。「日本商業開発」は、人気のジェフグルメカードがもらえるのが嬉しい優待銘柄だ。

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