中国人が日本製品を大量に購入する現象は「爆買い」と呼ばれるが、それとは正反対の現象が日本で見られるという。中国メディアの東南新聞網はこのほど、中国人の爆買いの正反対の現象は「日本が中国の希土類(レアアース)を大量に購入していること」だと指摘し、「日本はもうすぐ中国にとって最も貴重な資源を買い尽くしてしまう」と主張する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国人が日本製品を大量に購入する現象は「爆買い」と呼ばれるが、それとは正反対の現象が日本で見られるという。中国メディアの東南新聞網はこのほど、中国人の爆買いの正反対の現象は「日本が中国の希土類(レアアース)を大量に購入していること」だと指摘し、「日本はもうすぐ中国にとって最も貴重な資源を買い尽くしてしまう」と主張する記事を掲載した。

 記事は、日本は「中国のレアアースを枯渇させようとしている」と主張したうえで、過去数十年にわたって中国から大量のレアアースを輸入し、国内に蓄積し続けていると主張。一方、中国ではレアアースの違法採掘が行われており、「このままのペースで乱採掘が続けば、そう遠くない将来に本当にレアアースは枯渇してしまう」と指摘した。

 一方、日本は中国からレアアースを大量に輸入すると同時に、自国での資源探査も積極的に行っており、すでに日本の排他的経済水域(EEZ)内の海底で莫大な規模のレアアース資源が相次いで発見されていることを指摘。海底に存在する莫大なレアアースは、日本がレアアースの中国依存から脱却することを後押しする可能性があると警戒感を示した。

 さらに記事は、日本は中国から輸入したレアアースを加工し、高い付加価値をつけて第三者に輸出していると指摘。レアアースを産出できないはずの日本がレアアース産業におけるリーダーであると主張し、「中国はもはやレアアース大国でも何でもない」と主張した。

 天然資源が豊富な中国に対し、日本は天然資源に乏しいのは事実だ。だが日本は資源がないからこそ、輸入した資源を加工し、付加価値を高めて輸出できる技術を開発してきたと言えよう。中国側はレアアース産業における価格決定権がないと嘆くが、製品化に対する技術開発を疎かにしてきたことの結果ではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)