(写真=朴槿恵大統領の自叙伝『絶望は私を鍛え、希望は私を動かす』)

写真拡大

韓国内で朴槿恵大統領の退陣を求める声が高まっているところ、出版業界では朴大統領の自叙伝や偉人伝の絶版・在庫廃棄が行われているという。

朴大統領の自叙伝『絶望は私を鍛え、希望は私を動かす』は、朴大統領のハンナラ党議員時代である2007年に出版され、中国ではベストセラーにもなった書籍だ。大統領当選後は、子供向けのマンガ偉人伝にも出版され、“韓国初の女性大統領”であることが大きくアピールされていた。

しかし、『京郷新聞』の報道によると、今回の崔順実(チェ・スンシル)ゲートを受け、パク大統領関連書籍を捨てたり、古書店に売ったりしている市民が続出しているらしい。

ネットでは、「絶望と希望?下野と下獄でしょ」「どうせこの本もチェ・スンシルが書いてくれたんじゃないの」「本に使われた木々たちに申し訳ない」「国民を鍛えてくれてありがとう」「タダでもいらない」といった皮肉が相次いだ。

気になるのは、本の内容だろう。一部を紹介しよう。

「権力は国民が与えたものです。国民の意思が大事であることを知ってもらいたい」

「指導者のリーダーシップに問題が多ければ、政治・社会・安保など、全ての分野が揺るぎ、国民全体が多大なる被害を受けます」

朴大統領関連書籍を執筆したとある著者は、こう書いている。

「どんな時でも国家を優先する、損をしても原則を貫き通すという普段の哲学が、朴槿恵のリーダーシップを誕生させた」

また、別の著者は、「子供の頃から男がらみのスキャンダルが一度もなかったほど、自己管理に徹していた。これよりすごい節制がどこにあるのか」とも。

『京郷新聞』のイ・ギファン論説委員は、自叙伝『絶望は私を鍛え、希望は私を動かす』の以下の部分を挙げ、「あきれ返るばかりだ」と書いた。

「私は、この地の全ての若者が学校を卒業すると望んだ職場に採用され、汗を流した分だけ報われ、努力した分だけ成功する国、法と原則を守る人々が成功する、常識が通じ合う国で暮らせることを願う。そういう国を作る道に私の役割があるゆえに…」

今の状況を見る限り、多くの韓国人にとってはとんだ言行不一致なのかもしれない。

(参考記事:歴代最悪記録をまたまた更新!! 朴槿恵大統領の支持率4%、20〜30代の支持率は0%に

(文=李 ハナ)