海老蔵、盲目の侠客「座頭市」で新境地へ!

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「六本木歌舞伎」第二弾公演の記者会見が11月28日に東宝スタジオで開催され、市川海老蔵、寺島しのぶ、三池崇史、安孫子正(松竹株式会社副社長/演劇本部長)が出席。演目は「座頭市」に決定し、海老蔵が目力を封印した役柄へ「成長につなげていきたい」と意気込みを語った。

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2015年に海老蔵と中村獅童の熱い思いから始まった「六本木歌舞伎」。前回の「地球投五郎宇宙荒事」で初の歌舞伎演出に挑戦した三池が、再び海老蔵とタッグを組むこととなった。脚本はリリー・フランキーが担う。

今回の演目は、盲目の侠客である座頭の市を主人公とした「座頭市」。勝新太郎の当たり役としても知られるが、海老蔵は「勘三郎兄さんと大物のお笑い芸人さんがお酒を飲んでいた時に、『いつか俺は、座頭“二”、座頭“三”をやりたい』と話していて。いいなあと思って聞いていた」と十八代目中村勘三郎にとっても、憧れの演目だったことを告白。

三池は「この人が『座頭市』をやったらすごいだろうなと思っていた」と以前から、海老蔵と「座頭市」がぴったりハマると感じていたそう。映画でも海老蔵と仕事を共にしてきたが、「一度、海老蔵さんとがっつり仕事をすると、半年くらいは拒絶反応が出る。でもその後、『海老蔵がほしい』と飢えてくる」とにっこり。「ファンなんです」と素直な思いを話していた。

盲目の人物であるため、海老蔵の大きな魅力である“目力”を封印することになる。海老蔵は「僕は目をつぶって芝居をしたことがない。目のイメージがあるところもあるので、目を封印した時に何が出てくるかは、僕も発見があると思う。第三者からも何かを言ってもらえると思うので、それを次のステップアップとして成長につなげていきたい」と目力封印で、新たなステージへ踏み出す意気込みだ。

公私ともに親交が深い寺島とは、22年ぶりの共演となる。海老蔵は「しのぶさんと舞台に出られるのはすごく楽しみ。以前の共演の際は、キスシーンがあるのにニンニクを食べてしまって。臭すぎてものすごく怒られた」と述懐。楽しそうな笑顔を見せた寺島は、「自分が歌舞伎に出演するとは。懐かしい話もしながら、和気藹々と究極のエンタテインメントに仕上げられたら」と力強く語っていた。【取材・文/成田おり枝】