ゲストとして登壇したヴィオレッタ・ラスコフスカ=スモチンスカ

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11月26日に「ポーランド映画祭2016」が開幕。今年10月9日にポーランド映画界の巨匠アンジェイ・ワイダ監督が90歳で亡くなったことを受け、この日はシネマート新宿で、ワイダ監督の『夜の終りに』の上映後「アンジェイ・ワイダ監督追悼特別プログラム〜ワイダは語る〜」が開催され、ポーランド本国から日本学者で翻訳家のヴィオレッタ・ラスコフスカ=スモチンスカがゲストスピーカーとして登壇した。

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この日は、今年9月19日にワルシャワのワイダ監督の自宅で撮影された、日本の観客に向けたメッセージも上映された。この映像でワイダ監督は、ポーランドで日本文化を紹介する日本美術技術博物館「マンガミュージアム」の設立を行った経緯を説明し、日本への強い思いと関わりを語ると、最後に「映画は、私のエネルギーであり生命なのです。映画のない生活は想像できません」と述べ、今年中に次回作の撮影に取り掛かる予定だという強い意欲も口にしていた。

また、日本とワイダ監督の関わりに関する研究書を執筆中であるヴィオレッタ・ラスコフスカ=スモチンスカは、生前のワイダ監督について「様々な分野に意欲的に取り組み、非常に優しい人柄でした」と振り返り、「ポーランドの一般の方々が日本文化に触れられる場を作ることに、とても熱心でした」と話していた。

ポーランド映画祭2016は12月16日までシネマート新宿にて開催。アンジェイ・ワイダ監督作品10作品が上映される。(http://www.polandfilmfes.com/)