長野県北西部の大町市美麻地区と隣り町に移住してきた27〜64歳の男女22人が、大麻を所持していた疑いで厚生労働省麻薬取締部に逮捕された。一帯は人口減少と高齢化で空き家が増え限界集落になっていた。地区では住人を呼び込もうと移住者に20万円を交付、大町市もさまざまな助成金を支給し、4年間で90世帯178人を迎え入れた。

ただ、大町市総務部の市河千春参事によると、逮捕された22人は市の移住促進で助成を受けた人たちではないが、「移住促進に水を差す極めた残念な人たち」と悔しがる。

かつては麻の栽培盛んだった地域

西山晋平ディレクターによると、美麻地区は粘土質の土壌で麻の栽培に適していたため、かつては麻織物の材料として盛んに作られていたという。しかし、化学繊維にとって代わられ減退していった。逮捕された移住者はそれを知っていたのかわからないが、大麻草もよく育ったというわけで「大麻の隠れ里」になっていた。

押収された乾燥大麻は10キロ、根のついた大麻草7本で、自分達だけで吸うにしては量が多く、転売をしていなかったかについても調べる。