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特定非営利活動法人(NPO法人)日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)は11月28日、「老後とお金に関する調査」の結果を発表した。調査は10月7日〜11日、20代〜70代男女各100名の合計1,200名を対象にインターネットで行われた。

○「老後が不安」は81.3%

「自身の老後の生活資金についてどのように思いますか」と聞くと、「不安に思う」が最も多く43.0%。「どちらかと言えば不安に思う」(38.3%)を合わせた合計は81.3%と、大多数が不安を抱えていることがわかった。年代で比較をすると、最も「不安に思う」と回答した人が多い年代は40代(54.5%)、最も低い年代は70代以上(23.0%)となった。

貯蓄額別に見ると、900万円以上貯蓄があるという人でも不安計が71.3%と高い結果に。貯蓄があっても老後の生活資金が不安であるということは変わらないようだ。

不安な理由については、「年金がいくらもらえるか不安だ」「病気になった場合不安だ」といった声が多く集まった。一方、不安に思わない理由は、若年層には「まだ先のことでわからない」、高年層は「貯蓄があるから」という回答が多かった。

○老後かかるお金は夫婦で月「24万2,370円」を想定

老後の暮らしにかかるお金は、夫婦で過ごす際、月額どれくらい必要だと考えているかを聞いたところ、平均金額は「24万2,370円」となった。年代別で見ると、20代は「22万6,200円」に対し、70代以上は「26万7,050円」と、その差は4万850円となった。

○老後資金はどう準備する?

老後資金をどのように準備しているか聞くと、全体では「預貯金(定期預金を含む)で準備する」が40.9%で第1位に。性年代別で見ると、男性は「老後も働く」が20代から60代まで第1位となっている。特に40代男性は62.0%と多い。女性は「預貯金(定期預金を含む)で準備する」が30代以外で第1位となった。30代は「老後も働く」が第1位だった。

老後資金の準備では「老後も働く」と回答した人が35.7%となったが、実際に年金を受給する年齢になっても働き続けている人はどれくらいいるのだろうか。年金受給者351名に対し、職業を聞いたところ、合計24.5%が現在も仕事をしていることがわかった。

老後の生活資金に関する情報は全体では「テレビ」が47.8%で最も多い結果に。年代でみると20代から60代までは「テレビ」が第1位だが、70代以上は「新聞・雑誌」が第1位だった。また、第2位は20代から50代までが「インターネット」となり、60代は「新聞・雑誌」、70代以上は「テレビ」と年代によって老後の生活資金に関する情報源が異なる。

○最大の悩みは「いくらかかるかわからない」

お金にまつわる悩みを聞いたところ、全体での第1位は「老後の医療費や介護費がいくらかかるかわからない」(37.3%)だった。年代で比較をすると、20代から50代までのお金にまつわる悩みは「年金がもらえるのか心配」が第1位となり、60代、70代以上は「老後の医療費や介護費がいくらかかるかわからない」が第1位となった。

調査結果を受け、同協会では次のようにコメントしている。「教育、住宅、医療・介護資金をはじめ、ライフイベント費用や生活費は手厚くすれば、その分だけどんどんお金がかかります。『いくらかかるか』と心配する方が多いですが、『いくらかけたいか』『いくらまでならかけられるか』というように、まず自分がどうしたいのかをベースに考え、どのように準備していくかプランを立てていくことをお勧めします。そのためにはライフイベント表やキャッシュフロー表に具体的な数字を落とし込み、安心できるプランになるよう、時期や予算をやりくりしてシミュレーションしていくとイメージしやすいと思います。安心して人生を楽しむためにも、お金について一度見直してみてはいかがでしょうか」。