26日、故宮の城壁は構築から600年ほどの時間が経過していることから倒壊の危険性が指摘されており、26日に大規模な修復事業がスタートした。写真は故宮。

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2016年11月27日、京華時報によると、中国の首都・北京にある故宮(紫禁城)の城壁は構築から600年ほどの時間が経過していることから倒壊の危険性が指摘されており、26日に大規模な修復事業がスタートした。

北京の故宮は明代の永楽18年(1420年)に建設され、その壁は中国最大規模。整った状態で保存された王宮城壁で、中国の築城史上重要な存在となっている。修復は考古学的な検証に10年かけ、基礎施設から大規模な修復を行い、600年前の建設当時の姿を取り戻すという。

中国は城壁構築に長い歴史があり、明清の時代に構築技術は頂点に達した。故宮の城壁は、長さ3437.6メートル、上部の壁幅は6.63メートルあり、高さは9.3メートル。突き固めた土を土台に、れんがを組んだ構造で、城門には櫓(やぐら)などが建っている。

壁面には長年の風雨などによる劣化が生じており、ひびや膨張しているところは随所に見られ、しっくいが流れ落ちてしまった部分も少なくないという。土台の土の流失や草木による浸食もあり、専門家はこの状態のままでは危険性が高いと指摘、修復は一刻の猶予もならないとしている。(翻訳・編集/岡田)