世界のいかなる国家にも、国民の社会生活の重要な基盤として「憲法」や「法律」が存在しているが、中国メディアの今日頭条は24日、日本の場合は法律以外にも「誠実さ」や「信用」が社会を支える非常に重要な要素となっていることを指摘する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 世界のいかなる国家にも、国民の社会生活の重要な基盤として「憲法」や「法律」が存在しているが、中国メディアの今日頭条は24日、日本の場合は法律以外にも「誠実さ」や「信用」が社会を支える非常に重要な要素となっていることを指摘する記事を掲載した。

 記事は誠実さが日本社会を支えていることを示す最初の事例として、日本人は誰かに監視されなくても列に並び、その列がどれほど長かったとしても割り込むことはしないという点を指摘。列に割り込めば、ほかの人びとから白い目で見られ、「他人に迷惑をかける人」として「誠実でない人」あるいは「信用できない人」という烙印を押されることになることを紹介した。

 続いて、日本では誠実さが食品の安全を支えていると説明。生モノを食べ慣れていないはずの中国人旅行客でも、日本で寿司や刺身を食べてお腹を壊すということは基本的にはないと指摘し、これは「それだけしっかりと衛生管理が行われていることの証」だと指摘。一方で、日本では食中毒などのトラブルを起こすと飲食店は社会的信用を失い、経営に行き詰まる事態に追い込まれることを伝えた。

 さらに記事は、日本では住民票の移動などの手続きが「驚くほど簡単」であり、所定機関のスタッフが広げた地図上で自分の住居の位置を伝えただけで確認が完了したと紹介。中国人からすれば、この簡単さは「大きな驚き」であり、こうした手続きの簡便さは「日本社会が『誰も嘘をつかない』という前提のもと、信用や誠実さで成り立っていることを示す事例」だと論じた。

 様々な個性や考え方が存在する社会において、法律は絶対になくてはならないものであり、大切な役割を果たしている。しかし、もし人びとが常に法律の抜け穴を探して勝手気ままに振る舞うなら、さらに多くの法律や罰則が必要になり、人びとの生活は自由が奪われることになるだろう。こうした点を考えると、誠実さや信用という特質は日本人の社会生活に自由をもたらすという非常に重要な役割を果たしていることがわかる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)