世界のスーパーコンピュターの性能ランキング「TOP500」の2016年11月版において、中国のスパコン「神威太湖之光」が1位、同じく中国の「天河2号」が2位となった。日本のスパコンで最高順位となったのは「Oakforest−PACS」の6位だった。(イメージ写真提供:123RF)

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 世界のスーパーコンピュターの性能ランキング「TOP500」の2016年11月版において、中国のスパコン「神威太湖之光」が1位、同じく中国の「天河2号」が2位となった。日本のスパコンで最高順位となったのは「Oakforest-PACS」の6位だった。

 スパコンの性能という点では、中国が世界をリードする立場にあるが、香港メディアの鳳凰網は26日、「中国に負けている訳にはいかない日本が、195億円を投資して高性能なスパコン開発に乗り出す」と伝えている。

 ロイター通信によれば、経済産業省所管の産業技術総合研究所(産総研)が「人工知能(AI)の中核技術、ディープラーニングの演算能力で世界一を狙うスパコン」の開発に乗り出したという。

 記事は、ロイター通信の報道を紹介したうえで、「中国や韓国などとの競争を前に、すでに電子産業ではかつての優位性を失っている日本が中国のスパコン超えを狙う」と主張。さらに、日本は中国の「神威太湖之光」の演算性能を超える130ペタFLOPS(1ペタFLOPSの浮動小数点演算回数は毎秒1000兆回)の実現を目指す方針だと紹介した。

 中国の神威太湖之光の演算性能は93.01ペタFLOPSであるため、日本のスパコンが目標を達成すれば、中国のスパコンを性能面で大幅に上回ることになる。

 さらに記事は、「国内総生産(GDP)で世界2位の座を中国に奪われて以降、日本の科学技術力を低下を続けている」と主張する一方、日本はスパコンの性能で「世界一」の座を独占し続ける中国の地位を奪う方針だと報じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)