24日、韓国・ニュース1は、悪化の一途をたどっていた日韓関係が首脳会談から1年で軍事情報包括保護協定を締結するまでに改善した一方で、朴槿恵政権が「歴代ベスト」な状態に高めたと言われたはずの中韓関係は今や凍り付いていると伝えた。

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2016年11月24日、韓国・ニュース1は、悪化の一途をたどっていた日韓関係が首脳会談から1年で軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結するまでに改善した一方で、朴槿恵(パク・クネ)政権が一時は「歴代ベスト」な状態に高めたと言われたはずの中韓関係は今や凍り付いていると伝えた。

12年8月に李明博(イ・ミョンバク)前大統領が電撃的に竹島に上陸して以降、急激に悪化した日韓関係は、13年2月に朴大統領が就任してからも悪化の一途をたどり、首脳会談が開かれないまま2年が過ぎた。

しかし昨年11月、日中韓首脳会議をきっかけに朴大統領就任後初の日韓首脳会談が開催されたことに続き、両国間で慰安婦問題の合意がまとまったことで一転、以降、韓国政府も日本との関係改善に力を注いだという。また、北朝鮮が今年だけで2度の核実験を強行し日米韓の安保協力に対する必要性が高まったことも日韓の軍事分野における協力につながり、今回のGSOMIA 締結の土台となった。

これに対し、昨年まで朴政権自ら最大の外交成果とうたっていた中韓関係は、国連安保理による北朝鮮に対する制裁決定・履行の過程で明らかになった中国の北朝鮮擁護などの影響から悪化した。さらに韓国政府が、中国が強く反発していた終末高高度防衛ミサイル(THAAD)の国内配備を強行し、GSOMIA 締結で日本との軍事協力を図ったことで、中韓関係は最悪になった。最近ではこれを反映してか、中国政府が中国人観光客の訪韓を制限したり、韓流禁止令を強化したりといった動きも出ている。

こうした状況に専門家からは、韓国の東アジア外交に「原則」がみられないと懸念の声が上がっている。特に、米大統領選におけるトランプ氏の勝利で次期米政府のアジア政策が見通しにくい中、中韓関係の悪化にもかかわらず日本に接近するのは性急ではないかとの指摘だ。韓東大学のキム・ジュニョン教授は、「われわれは国政の空白状態により主導権を失い、日米韓同盟を強化しようとする日米の戦略に取り込まれつつある。こうして成された日米韓協力において韓国は従属的な立場にしかなれない」と話している。

これを受け、韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せた。

「韓国は外交哲学がないから行ったり来たり」
「韓国はサンドイッチみたいな国。日本のように強国になってみろよ。先進国・強国になれないのは政府のせい」

「日韓関係が近づいてる?渋谷では連日のように嫌韓デモが行われていると聞いたよ」
「日本のテレビでは毎日朴大統領の事件を放送、インターネットでは嫌韓のニュースが出ているよ。韓国政府は国の恥をさらしてるっていうのに、日本と協定一つ結んだからって日本と近づいたって?ふざけるな」

「日中韓は水と油のようなもの。ここまでお互いを無視する隣国はないだろう」
「北朝鮮・日本・中国、周りはみんな敵で信じられる国は一つもない。でも今もっとも深刻なのは、韓国のお偉いさんが一番信じられないってこと」

「中国と疎遠になったのは正しいと思うけど、日本と近づいたことなんてない。協定締結でただ日本が必要なものを得ただけ」
「GSOMIAの派兵条項さえなかったら理性では必要だと考えることもできるけど…強行された協定締結は絶対覆すべき!」

「早く弾劾しなければ。それが答えだ」
「次期大統領はしっかり選びましょう」(翻訳・編集/松村)