2016年11月28日
TechCrunchTokyo2016 イベントレポート
第2回「北米も手応え-、メルカリはいかにして日米5500万DLを達成したのか」

[登壇者]
山田 進太郎氏 メルカリ ファウンダー・CEO
[モデレーター]
西村 賢氏 TechCrunch Japan 編集長
第1回はこちら
▷「最悪日本を落としてでも」開発リソースは9割USに
昨年のTechCrunchによるインタビューにて「最悪日本を落としてでも。それくらいの気持ちでUSを攻める。何故ならアメリカの方がマーケットがでかいから」と話していた山田氏。以来ずっと開発リソースの9割を継続的にUSに投入しているという。

「会社として見た時に、ミッションの中でも”世界的なマーケットプレイスをつくる”っていう風にしているので、世界のことを考えたらやっぱりアメリカで使われてないと「世界で」って言えないですよね。」

「個人的にサービスを作って、できる限り多くの人に使ってもらって、できる限り便利だったり楽しく使ってもらうことで、ある意味大きく言えば人類に対して多少なりとも貢献ができるんじゃないかなって。僕ができることってプロダクトを作ることですよねってことで会社を作ったし。」

シリアルアントレプレナーとしても知られるメルカリCEO山田氏

日本初(発)の「ユニコーン企業」であるメルカリ。上場については「IPOを含めどこかのタイミングでと考えてはいるが、今ではない」とコメント。今後アメリカやヨーロッパでさらに成功していくことにより、様々な国で継続的に成功するための方法論が確立するのではないかと語った。

▷爆発的に伸びたDL数、広がる枯れ木に着火した「インフルエンサー」の存在
今年の夏、急速に伸びたアメリカでのDL数。背景にインフルエンサーによるバイラルがあったという話はよく耳にするのではないか。しかしながら、あくまでもこの爆発的な伸びは「様々な施策や改善」があった上での結果であったという。

「7月の末くらい、簡単にいうとインスタグラマーやSnapchatのインフルエンサーのような人たちが「メルカリいいよ」ってポツポツとポストし始めて。招待コードから招待された人がまた招待して、ランキングが上がり、ランキングを見た人がまたDLして、という感じで一時期3位まで行きました。1日のDL数も10倍くらいになったりして。今はだいぶ落ち着いてるんですが、ベースは上がったかなという感じです。」

ダウンロード推移(日本)

ダウンロード推移(US)

「(爆発的な伸びに対して)招待コードからの登録でポイントがもらえるキャンペーンをやっているからとか、インフルエンサーにお金をかけたからという理由だけではないです。様々な施策や改善をしているんですが、社内的な分析によると”呼び水”になっていた状態。枯れ木が広がっている中で火がついたというくらいなのかなと。1つの理由ではないかなと思っています。」→NEXT:メルカリが繋ぐ「感情」の価値