26日、環球時報は記事「台湾からシンガポールに輸送中の装甲車を香港税関が摘発=中国外交部がコメント」を掲載した。中国政府はこれを契機にシンガポールへの圧力を強めている。

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2016年11月26日、環球時報は記事「台湾からシンガポールに輸送中の装甲車を香港税関が摘発=中国外交部がコメント」を掲載した。

香港税関は、新界地区葵涌の埠頭で装甲車12両と爆発物を発見し摘発した。当初は武器密輸が疑われたが、後に装甲車はシンガポール軍所属のものと判明した。台湾での演習後に帰還する際、貨物船が香港を経由したものとみられる。シンガポール政府は、弾薬などの問題ある装備は取り外されており問題はないと主張、問題解決のために香港に人員を派遣したことを明らかにしている。

一方、中国外交部は25日の定例記者会見で「外国人による香港での貨物運び入れ運び出しは法律に準拠するべきだ。また中国と国交のある国が台湾地区との公式交流を持つことに強く反対する。この交流には軍事交流、協力も含まれる」とコメントし、シンガポールを非難した。

ロイター通信によると、台湾と長期的な軍事交流関係を築き米軍偵察機の自国駐屯を認めているシンガポールに、中国政府は不快感を抱いていたという。今回の一件は圧力をかける絶好の機会だとして強い姿勢を打ち出したものとみられる。(翻訳・編集/増田聡太郎)