以前にGIGAZINEでも自転車用リアカメラ+ライト「Fly6」をレビューしたことがあるCycliq(サイクリック)から、明るさ400ルーメンのLEDライトと前方用HDカメラが一体化された「Fly12」が登場しています。ありそうでなかった「ライト+カメラ」という機能を1台に備え、さらにはアクティビティトラッキングアプリの「Strava」と連携した使い方も可能というFly12の実機に加え、さらに新しく登場予定の新型ハンドルバーマウントと一緒に借りることができたので使ってみることにしました。

Bicycle HD Camera and Bicycle Light combos | Cycliq

https://cycliq.com/

ということで、Fly12が編集部に到着。内箱を含め、しっかりとした化粧箱に入っています。



中身はFly12本体と取説、そしてSDカードアダプタや自転車用のハンドルマウントなどの付属品となっています。また、本体内には16GBのmicroSDカードがあらかじめ挿入されているので、買ってきたその日からすぐに使いはじめることが可能。Class10対応で、最大で64GBまでのmicroSDカードをサポートしています。



本体はちょうど片手で持てるぐらいの大きさ。シルバーの部分などにはアルミが用いられており、手に取ってみると頑丈な造りになっていることが感じられます。



背面にはmicroSDカードスロットやMicro-USB端子、Wi-Fiボタンと電源ボタンが配置されています。小さな穴はビープ音用のスピーカーと音声収録用のマイクとなっているのですが、マイクがこの位置にあるのが大きなポイント。走行中に風が直接当たらない場所にあるため、風切り音が大きく軽減されています。また、端子部分にはゴム製カバーが付けられており、雨や泥といった状況でも使用することが可能です。



本体と付属のハンドルバーマウント、取り付けネジの重量は実測で266グラム。手に取ってみるとややズッシリした感じを受けますが、コレ一つにLEDライトとHDカメラが統合されていると思うとなんとか納得できるレベルといえそう。



製品にはハンドル用マウントが付属していますが、新たに登場しているのがこの「Duo Mount(デュオマウント)」と呼ばれるアクセサリー。アルミ合金製のステー先端の上面にサイクルコンピューターを、そして下面にFly12をぶら下げる形で両方をマウントできるようになっています。



Fly12をぶら下げる部分は、GoProと同じ規格の形状になっているので、Fly12はもちろん各社から販売されているGoPro用アクセサリーを取り付けることも可能なのが便利。



サイクルコンピューター用のマウントはアダプターになっていて、ガーミン、CATEYE、Wahoo、Polar、Mio/Magellanといったブランドの製品を取り付けることが可能。



こんな感じでFly12とサイクルコンピューターをまとめて搭載することができるので、ハンドルバー周辺をスッキリまとめることができます。



ちなみに、Fly12とDuo Mount、ネジの重量は292グラムとなっていました。



実際にロードバイクに取り付けてみるとこんな感じ。ライトにサイコン(サイクルコンピューター)、補助ライトと、とかくゴチャゴチャしてしまいがちなハンドル周辺を1本のステーでスッキリまとめることができるのは、自転車乗りにとってありがたいところです。



GIGAZINEでもレビュー済みの後方用カメラ+テールライトの「Fly6」は本体仕様が旧型からアップデートされており、より堅牢な作りに変更されています。



ということで、実際にロードバイクに取り付けていろいろと撮影してみたムービーがこちら。2種類の画質で撮影したムービーの様子、そして専用アプリの「CycliqPlus」とアクティビティロガーアプリ「Strava」を連携させることで画面に速度やマップなどを表示させる機能の様子をみることができます。

「Cycliq Fly12」を使って自転車ライドの様子を撮影してみた - YouTube

Fly12用のアプリ「CycliqPlus」はiOS版Android版が用意されており、Fly12と連携することで撮影したムービーの管理や閲覧、画質設定などが可能。Stravaと連携したムービー編集もこのアプリを使って行います。なお、Android版アプリは記事作成時点ではベータ版です。



カメラの画質は、720p@30fps/60fpsと1080p@30fps/45fpsの4種類からチョイス可能。上記ムービーを見るとわかるように、特に60fpsに設定することで滑らかな映像を収録することができます。



ライトの点灯パターンは以下のように「Constant(点灯)」「Flash(インターバル点滅)」「Pulse(点滅)」の3パターンと「Off(消灯)」、そしてまぶしさを抑えて撮影用照明としても使える「Studio(スタジオ)」モードが用意されています。それぞれのパターンでは明るさを「High」「Medium」「Low」の3つに設定が可能で、スイッチをOnにしておけばFly12本体のボタンを押すたびにパターンが切り替わるようになっています。



アプリでは、スマートフォンとFly12をWi-Fiで接続してムービーの閲覧や管理が可能。



ライド時にStravaでログ取りしておけば、Fly12の映像にStravaのデータを追加してムービーを書き出すことが可能。映像にスピード情報やマップが表示されるので、後からライドを振り返るときに便利でした。



また、アプリでは予期しないFly12の移動を感知してアラーム音+ライト点滅が動作する盗難防止モードや、転倒時などに車体が5秒以上倒れたことを感知すると自動で映像を保存する機能が搭載されているので、防犯や事故の際にも役立てることができそう。



実際に自分のロードバイクに取り付けて使ってみると、気になっていた重量もほとんど気にならず普段どおりに走行することができました。1グラムを争うレースの世界だとかなりのハンデになってしまいますが、Fly12を使うようなケースはいわゆる「普段使い」のはずなので、そこまで気にする必要はなさそう。肝心の映像は60fpsを選択すればかなり滑らかな画質を得ることができましたが、45fps以下になると少し荒れが目立つようになったと感じられるので、このあたりは画質と容量のバランスでチョイスすれば良さそう。また、夜間の走行もこれ1台で対応可能なレベルと感じました。LEDライトの光軸は中心だけでなく周囲にもある程度拡散されているのですが、強いていえば光軸が中央に集中していると感じられることもあるので、気になる場合はより広い範囲を照らす補助ライトを追加すれば安心できそうです。



Fly12はCycliqのオンラインストアから購入が可能で、価格は税込4万990円+日本への送料が1200円=4万2199円。この価格をどう捉えるかは人によって判断が分かれそうですが、海外通販サイトなどを利用するとおよそ1万円オフぐらいでゲットすることもできるので、「アクション系カメラ+充電式LEDライト」を検討している人にとっては検討材料に入れる意味が十分にありそう。普段のライドを気軽に撮影でき、事故など万が一の際に証拠となる映像を残すことが可能な「ライドレコーダー」として使えるLEDライトという新たな使い方も可能にする製品となっています。

Fly12 - HD Bike Camera and Front Bicycle Light combo | Cycliq



また、Fly12に限らずGoProのマウントとしても使える「Duo Mount」はクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資キャンペーンを実施中。2016年12月2日まで出資を受け付けており、送料込みで58オーストラリアドル(約4900円)からの出資でゲットすることができるので、すでにFly12を使っているユーザーをはじめ、サイコンとGoProをまとめて装着したいユーザーも要チェックです。

Duo Mount - highly compatible and durable bike mount by Andrew Hagen & Kingsley Fiegert - Kickstarter