愛は人それぞれ……。
 - 写真:杉映貴子

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 愛を探し求めて孤独で壮絶な人生を送った女性エルの生涯を描いた映画『L-エル-』に主演した広瀬アリスと、エルを遠くから大きな愛で包み込み続けた幼なじみのオヴェスを演じた古川雄輝が、それぞれの恋愛観と結婚観を語った。

 多くの男性に翻弄され、愛に傷ついてボロボロになっていくエルについて広瀬は、「明るい役ばかりが続いていたので、まったく違うタイプのエル役はぜひやりたいと思いました。でも、実際にはあんな過酷な一生は絶対に送りたくないです」と断言。自らは「好きになった人に対しては、思いたいし、思われたい。フィフティ・フィフティな関係が理想です」と前向きでフェアな恋愛観を持っている。

 さらに「結婚願望はゼロです。自由な性格なので、一生1人で自由に生きていきたいです」と明るくほほ笑む広瀬に、古川は「たぶん、まだお若いからそうおっしゃるんですよ」と鋭い一言。21歳の広瀬は「そういうものですか?」と少々怪訝そうだったが、この12月に29歳になる古川が「僕も若いころはそうでした。アラサーになると考えも変わると思います」と静かに説くと、「先輩!」とかしこまり、貴重なアドバイスに敬意を示していた。

 古川自身には結婚願望はあるそうで、「僕自身よりも優先して考えられるような女性がいいです」と相手を尊重する姿勢を見せる。「極端にいうと、僕が死んだときに残ったものを全部あげてもいいと思える人。そういう相手って限られますよね」と、どこかオヴェスを思わせる深い愛にあふれた理想を語った。

 映画は、絶大な人気を誇るロックアーティスト Acid Black Cherry が2015年に発売したコンセプトアルバム「L-エル-」が原作。音楽アルバムからの実写映画化は国内初だという。下山天監督がVFXを多用して、ファンタジックで色気のある世界をイマジネーション豊かに映像化した。(取材・文:早川あゆみ)

映画『L-エル-』は全国公開中